今日はフレスカ大会の最終日で初日に3試合、昨日は4試合、今日も2試合を組めたので多くの試合を経験する事が出来ました。ただ経験をするのではなく、1試合1試合を意味のあるものにしたいと思っていて、今日は仕事で三木コーチが来れない分、きちんといい成果を報告出来るようにしたいと思っていました。テーマは変わらずに練習でやってきている『3人目の動き』ですが、疲れもある中で何が出来るかを考える事、そしてせっかくやってきたこの2日間の課題を少しでも修正する努力を見せてくれる事を期待しながら、またしなければいけないテーマとして最終日を戦うようにみんなにもコーチの気持ちは伝えました。
アップでは何かを考える事を意識させたいと思って基礎をして3対1のボール回しでは、マーカーを拾いながらボール回しをするようにさせました。どうしてこんな事をするの?と途中で質問しました。意図は何だと思う?と。でも、答えられないみんなを見て、『与えられたメニューをただこなす』事を改めて感じたし、こういううちは試合の中で変化をさせたり、したりするのは難しいな〜と思いました。それでもそれが今の現状であるならば、変化をさせたいし、考えてやってみようと説明をしてやってもらいました。そして考えれば変化は出るもので、説明前とは明らかに違う意識になった事は考えた成果であると思います。

試合はヴィトーリア松原(大阪府)との一戦でした。初日にオープン戦でコールドゲームになったそうですが、0−0で終わった相手だったそうです。なのでこのゲームで決着を付けよう!!という事でスタートメンバーは気持ちも入れて臨んでくれました(%笑う男%) 開始から昨日は疲れが多くて出来ていなかった『ハイプレッシャー』がわりと機能していて、高い位置でボールを奪える形が増えていました。それでも、ボールを持った味方を追い越す動きが全くなく、やはり走る人間の前にパスを送るだけになってしまっていた。これが悪いのではないけれど、それだけでは崩せない事もよく分かっているはずなのですが、動きが少ない今のチームではそれが精一杯の攻撃となってしまっていました。何の為にアップで3対1をしているのだろうか???とハーフタイムにもみんなに少し聞きましたが、個々がボールを持って考えるばかりで、周りに早い判断が出来ていないからパスが早く回らないし、人を追い越す『予測の動き』もない。3対1では出来ているのに、試合で出来ないのは、アップの時にも言ったけど『与えられたままにこなす』だけだから意識がないのと同じで、身につかないのです。Aチームはこの練習でやっている意味をもっと本気になって考えないといけないと思う。

その一つしかない『出たパスに走る』攻撃でも、動き出しの早さが勝てばチャンスになり、森本くんがすばらしいゴールを決めたのですが、守備の連携に乱れが出てしまい、この3日間同じような形でやられてしまったのですが、底の翔太くんが上げたラインに乱れが出てしまっているのと、翔太くんとキーパーとの距離に改善する課題が出てきました。ただし、この問題は守備全体で考える部分であって翔太くんがどうこうではない。守備の各自が意識を変えていかないと変わらない問題でもあります。逆に言うと、その課題に本気になれば、1対1の部分での奪い方やカバーに関してはとてもうまくいっているという事でもあります。良さはあるのだから、出来ない、弱い部分を自分達で知る事が出来れば改善出来ると思う。

試合は結局1−1のままで、またもや決着はつけられないままでしたが、確かな成果と課題が見えました(%笑う男%) もっともっと中で気付いた事を言う人間がいてほしいと思った。一人が見える視野って限られているし、みんなが意識して見ようとすればより多くの情報が入ると思う。フリーの相手が一人いるとしよう・・その相手を見えている子もいれば見えていない子も試合中には絶対にいるだろう。その時に『フリーがおるぞ!』と一声出せるかどうか?なんだ。細かいと思うかもだけど、そういう部分をこだわっていく必要はある。全員が参加をしてこそチームなんだし、出来ない部分を補うのがチームだ。そういう意味を本気で考えよう!!
その後に少し空いてオープン戦をしてもらいました。オープン戦の希望が多かったので少し変則で3チームで半分ずつ回す形になりました。そこでは最初はまたヴィトーリアとのゲームでしたが、こちらもメンバーを変えて多くの子を使うようにしました。前半に智貴くんのシュートを一翔くんがつないで最後は悠平くんが決めたのですが、その後にやはり同じ課題である守備のラインの乱れから突破を許し、1−2で終えました(%痛い男%) それでも、1試合目には声の出ていなかった森野くんが非常にいい声を出せるようになってくれた事だけでも大きな収穫でした!守備が変わる事が今のチームには一番必要な事ですからね(%笑う男%)

後半は長野FC(大阪府)とのゲームでした(%笑う男%) このゲームはボランチよりも前の選手は全員Bチームでやっているメンバーで臨みました(%笑う男%) それでも、今自分が出来る事をやれば簡単に崩されたりはしない事を実証してくれました。個々のがんばりが機能すればチームとして大きな戦いが出来るのですが、反対に甘えた部分、サボった部分、弱い部分がまともに出ている事もあった。それが各自が気付けたらいいのですが、必死にやっているつもりでは分からないかもしれません。。。それは明日からの練習でハッキリさせていきたいと思っています!!結局メンバーは変更せずにそのままやったのですが、失点もなく何度か各自の思うようなプレーも出来ていて、0−0のままでした。
この3日間はチームにとっても、個々にとっても大きな経験が出来たと思う。大会は、試合はみんなに様々な事を教えてくれます。足りない力、通用する力、全部が見えます。でも、それを『自分の目で見ようとしない』子がまだまだいる。それが言い訳につながったり、弱さとして出ている部分だ。自分で自分の足りない、弱い部分が見えないと痛い目に遭うものです。自分を知り、自分を変えていく意識を持てた子が大きく変われるし、物事の捉え方から変わるのです!みんなが本気で新人戦を戦い抜きたいのなら変わるチャンスはいつだろうか?とよく考えてほしい。気付いた時が遅くないようにみんなの気持ちの変化を期待しています(%笑う男%)
