自分達で・・・やれる自信と責任。 5月13日

今日は抜けるような青空の下、練習をしました。昨日の厳しい話をしてからのみんなが一体どうなるのかはコーチも予想がつきません。それでもコーチはサッカーが好きだと自信を持って言える子を一生懸命教えるしか出来ないので、そこは逃げてしまうのなら仕方がないと割り切って練習にも行きました(%笑う男%)

今日は加美の1年生は野外活動が終わってそのまま参加をしてくれました。少々疲れは見えたものの、サッカーが好きだからがんばろうとする気持ちはうれしいものです。昨日の試合の後で、落ち込む子はかなり落ち込んだと思う。でも、そこで今日休んでしまう子(逃げてしまう子)がいないか、と思っていましたが前々から聞いていた用事以外の休みはなく、これでみんなとまたがんばれる!と思いました。練習は、何をするか?ではなく、子供の考えを尊重しようと今日は一面のコートだけを用意し、メンバーはこちらで分けて、アップやポジションを勝手に決めさせてやらせてみました。コーチ陣は主審と副審をしっかりとやってサポートするようにしました(%笑う男%)

アップも2チームそれぞれのカラーを出し、自分達で考えてやっていました。メニューや広さ、時間の使い方まで全部計算させてやってもらうと、いろいろ見えてきたものがありました。こちらのチームは鬼ごっこをして、全体でコミュニケーションを取ったりしているのが伝わってきました。3年生も4人いるのを半分に分けたので、どちらもチームも3年生が仕切っていたようですが、それをサポート出来る2年生も両チームにはいたので、なかなかしっかりとしたアップが出来ていたように思います(%笑う男%)

こちらは試合前の円陣にまでオリジナルを入れていました。誰が?という訳でもなく、全員でそんな雰囲気になったような感じでした。とにかくすごく昨日と違うのは『表情が明るい』事でした。子供が自分達でやるからこそ、気持ちに余裕も生まれているのがよく分かりました。試合でも、中で本当によくしゃべっていたように見えた、。お互いにもっとこうしてほしい、とかこうしよう!などアイデアも言い合ったりしていたし、その成果もしっかりと出せていたように思えます(%笑う男%)

試合は15分×3本しました。今日は子供にやらせる事をテーマにしていたので、試合の時間を長くするよりも、間の時間をきちんと10分ずつ取るようにしました。ここでゆっくりと慌てずに修正する時間としゃべる時間を与えたいと思っていたのです。

今日のゲーム、負けたほうがグランド2周走り、さらにビリから2人はもう一周と最初に言いました。負けてほしくない思いを込めてやっただけあって、試合はかなりお互いに白熱していました。ゼッケンチームがやや有利に試合を運んでいたのですが、途中からゼッケンなしも盛り返していくような面白い展開になっていました。とにかく声がよく出ていた事と、自分達で決めたポジションだからこそ、失敗に責任を感じて直そうと努力しているようにも見えました・・・

試合の合間も、三木コーチとゆおコーチの作戦盤を使って話していました。ここが相手はミスがあるからここを狙って・・・とか、こっちのほうがやりやすい、とか本当にみんなでやっている試合でした。コーチ陣は一切の指示を出さずに見守る事をしました。環境だけをしっかりと整えてやりました。そして、最後は4−4の同点だった事、コーチは結果以上の大きなものを与えられました・・・

これが子供がやっているサッカーなんだ、と。

やらされていないサッカー・・・・そこには自由があって、考えがあって、がんばりがある。コーチが見たいサッカーが確かにそこにありました。

こんなに変わるんですね。子供って『きっかけ』なんだって改めて思いました(%笑う男%) もちろん今日だけで全員が変わるはずがないけど、多くの子に変化は見られました。今日の練習の価値は大きかったと終わってからのコーチ陣のミーティングでも話しました。みんな、終わった時、同点だったからみんなで走り、しんどかったはずなのに、笑顔での会話が途切れない・・・すごくいい表情のみんなが印象的でした。今日は、楽しい練習となった事、子供に感謝したいと思います。