出来ない事をするきっかけ! 12月11日

今日は八千代中学校へ行きました。どうしてかと言うと、つい先日の話なのですが練習を終えた時に、期末テストも終わった時期なので、結果のほうも報告してくれる教え子さん達ですが、点数まではあまり深く聞かなかったりはします。個々ががんばったかどうかって事が大事なので・・・その中で八千代の1年生と中区の1年生が自分からどんどん点数も言ってくれます!!(%笑う男%) 隠し事をしない!すばらしいなぁ〜と思いたいところですが・・・・その点数が・・・・・どうも・・・・・・・・・・なんです(笑)

そこで、その日だけではなく、ず〜っと思っていた事なんですが、3年生になってから勉強をがんばった子の話なんて聞かない。仮にがんばった子がいるとしても、おそらくその子は、基礎能力はあって勉強をしないだけだったはずなんです。今の1年生の八千代の子と中区の子の話を聞いていたら授業をサボるわけでもない。だけど、勉強をどうやってすればいいのかが分からないのが現実のようです(%ショボ男%)

このFALCOは部活と違って、放課後の時間があります。その時間でもどうやっていいか分からないまま、家に帰ってもボ〜っと時間を過ごす子がほとんどだと思う。でも、学校以外、FALCO以外の場所だから仕方ないと割り切ってしまえばそれまでです。3年生になって困るのが本人なのだから早いうちに改善しなければ!と思って訪問した訳は、『勉強のきっかけ作りプロジェクト』(勝手に付けたおおげさな名前ですが(%ニヤ男%))をしようと思ったからです。先生方に放課後までお世話になるのは難しいのだから、自分がやるしかないと思ったのです。本来は子供が自主的にしないといけない事ですが、それが出来ない今、きっかけを与える必要があるのです。現時点でも、机に向かう子はいるのです。でも、いざ机に向かっても何をしていいかが分からないのです(%ショボ男%)
国語にしても数学にしても英語にしても・・・教科書を見るだけで頭に入るなら授業だけでも十分頭に入るのです。でも、それが出来ていないと言う事は、『基礎』がないのです。基礎の段階でおろそかにしてしまったから、今何をやっても分からないのです。
結局サッカーと同じなんです。練習が普段の授業。試合がテストなんです。普段していない子が本番の試合で結果が出るはずがない。たとえ、前日に寝ないで勉強したからって、試合の前の日に一日練習したら勝てますか??って同じ事なんです。やはり積み重ねがいるのです。

そこで、今回八千代と中区の中学校を訪問して先生に相談しようと思いました。ところが難しい問題がいろいろあって、校内でやるのは無理だという結論に至りました。そうですか、それなら辞めましょう・・・と簡単に終わる事を考えているのではないので、どうにかしようと場所を変えてやるようにしました。八千代も中区も公民館があるのでそこでやるようにしました。先生方とも話をしていたら先生方も学校という枠の中での限界も感じておられます。なかなかその枠を越えて全員の生徒と付き合う事だって難しい話です。でも、自分は学校の中へも通していただけるし、それ以外のサッカーの場所でも会えるし、子供に本気で関わろうと思えば出来ると思いました。言い訳してても子供は良くならないし、行動するしかないと思っています。だけど、悲しいかな行動すればする程、聞かなくてもいいような批判も耳にするし、やればやる程、足りないものが見えてくるし・・・・ほんと、終わりのない仕事をやっているんだなぁ〜と実感します(%ショボ男%) それでも、終わりがないのだからどこまででもがんばれば成長できるし、子供の為を第一に考えながらも自分の成長の為にもがんばりたいと思います。

中区にも同じように提案を持ちかけて話をしましたが、やはり校内では難しいとの事でした。その意味もよく分かるからこそ、こちらの意見ばかりをぶつけていないで理解もしたいと思います。だけど、自分がやろうとしている事だってマイナスな事ではないと思っている。勉強を教えると言っても自分が出来るのか?って言われたらそんなに得意ではありません(笑) でもね、物事とは『基礎』と『きっかけ』ではないでしょうか??基本的な事が分かれば何にでも通じるはずなのです。国語、英語なら単語や読むとか書くとか。数学なら数式を覚えて使うとか。社会、理科でも覚える事が必要です。でも、出来ない子にすればそれすら『分からない』のです。だから、そのきっかけを与えたいと思っています。勉強の出来る子を作るのではなく、『勉強をする基礎』を作りたいのです。一人になった時にでも、どんな事をすればいいのかを分かるようにしたいのです。たった週に一回でも、やり方だし、その一回で変わる子だっていないとは言い切れないのです。そうなら少しの可能性でも懸けてみたいのがコーチをしている性分なのかもしれませんね(%笑う男%)

ちょうど給食の時間だったので自分を発見した1年生トリオが元気に挨拶してくれました。残念ながら白川くんは学校を休んでいたそうですが、勉強やる話をしてるとみんながんばろうと思ってくれたようです。

本当にいい子ばっかりなんですよ・・・自分が言うのも何ですが、この子達が嫌がって勉強しているのも自分は嫌なんです。嫌な事なんてさせたくないですよ、ほんとは。だけど、しなきゃいけない事が世の中にはあるんです。それを勉強以外にもしっかりと伝えていきたいです。掃除をする、給食当番をきちんとする。それでいいんですよ、生きていくには・・・。その力は人間の基礎です。バカらしくてやってられないなんて子は人としての基礎がまだないのです。その基礎だけは大人が教えるべきじゃないですか?掃除の仕方?給食当番の仕方?そんなのは子供がやるべき事だし、そこまで教える必要はないのです。ただ、『きちんとやる事』を何においても必要な事だと教えたいのです。勉強はあくまできっかけであって、教えたいのはしないといけない事です。それが変われば勉強だって変わるのです。きっとね(%笑う男%) 忘れ物をしない、提出物はきちんと出す、掃除、給食当番、出来る事はきちんとやる人間になってほしい。たった3年間しかない間でも基礎がないまま次へ行けば、もう取り返しがつかなくなる。

今しかない!!

常にそう思っている。子供を『変える』のではなく『きっかけを与える』事を意識して、また一つ関わる時間を持てそうなので、何度も言いますが、積み重ねが大事なのですぐの変化を期待せずにゆっくりと見守っていこうと思います(%笑う男%)