相互学習・学習交換

社会福祉士の新カリキュラムでは、福祉士系科目の時間数が多くなり、学生さんが順調に授業を受けられるように、今年度から、できるだけ福祉士系科目同士が同じ時間に重ならないように配慮した時間割が組まれています。その措置に伴って、2年生対象のソーシャルワーク演習Ⅱ(去年までは社会福祉援助技術演習と呼ばれていたもの)が、7クラス全て木曜日2限(秋学期は木曜日1、2限)に同時開講されることになりました。これは社会福祉学科始まって以来初めての試みです。

同じ時限に開講されることになったメリットとして、学生全員が一同に会して話しを聞いたり、全体で演習を行うことが可能になりました。デメリットとしては、コミュニケーションラボが1度に1クラスしか使えないので、7クラスが毎週順番に使うことになり、使用頻度が下がってしまうことが少し残念ですが、量より質でカバーしたいと思っています。

また、木曜日の演習が終わった後の昼休み、演習を担当する教員が全員集まってお昼を食べながら、演習のデブリーフィングを行っています。授業をやっていて気づいたこと、クラスの様子などを分かち合ったり、それぞれが持っている演習教材をシェアしあったり…。この時間があることで、演習クラスの内容が共有化され、いろいろな工夫をお互いに学びあうことができて、とても有意義な時間となっています。

こうして、教員もお互いに学び合い、それが受業に反映されて、学生さんにとってのより良い学びにつながっていくと思います。コマ数が増えて負担増を嘆くこともなくはないのですが、+αにいいこともあって、長丁場の演習クラスですが、苦しみつつも楽しんで進めていければいいなぁと思っています。

実践教育支援室室長 EK