遅ればせながら、ビーバーにならって、謹賀新年となりますように。
アメリカロッキーの東麓の国立公園内では、図のビーバーを育て、川に放って、ダムをつくってもらい、これで砂漠化を防ごうという取り組みをはじめました。
アメリカのミシシッピ河より西側は、西部劇の時代以来の農業の過開墾と森林伐採のために、全域が乾燥化し、山岳の掛りから順に砂漠化しており、農地は地下水枯渇と相まって大後退しており、カリポルニアの水がめは干上がり、都市は断水、給水制限が絶えません。
 そこで、最近、元の住民のビーバ-に活躍して貰おうと、この活動を始めました。もともとここは深い草原地で、ビーバーがこれを作っていたのでした。ところが入植者がビーバーやバッファロー等の野生種を瞬く間に絶滅させました。報道番組には80歳のお婆さんが、子供のころ、ビーバーが沢山いた、父らがみな打ち殺し、私らの時は砂漠に逆襲された、ビーバーが戻ってこんなうれしいことはない、と語る。ビーバーは体長1m位で他の肉職種の格好の餌食、そこで、草原に、木をかみ倒してダムを作り、水深2m以上のダムを作り、その真ん中に図の浮船屋敷で暮らす。昼夜を問わずダムつくりに勤しみ、何世代に亘って完成させ、広げ、850mのダムもある。この湿地が500km2位あれば、降雨量は倍になり、元の草地が復活する、と期待している。