社会的企業(株)マイファームがテレビ朝日 「報道ステーション」に登場☆

昨夜「報道ステーション」特集コーナーで
「社会起業支援サミットin大阪」などに登壇いただいた
(株)マイファームの西辻さんの活動が放映されていた。

京都府にある、社員6名の企業。
耕作放棄地を体験農園として再生させており、1区画@5000円/月額で、市民農園よりは割高だが、最大の特徴は野菜農園に農業アドバイザーが常駐し、作業道具も借りれる。畑に行けないときも、野菜の育成を安心してマイファームに委託できること。

「収穫した有機無農薬野菜は安全で、料金は高くない」という顧客のインタビューも映し出されていた。

最近マイファームの知名度も上がってきており、月に30件ほど農家からの問い合わせがあるそうだ。

現在日本の農家で8軒ほどに一軒の割合で耕作放棄地を抱えており、その総面積は埼玉県に匹敵するという。

2年半前に創業したマイファームは関西を中心に28箇所の農園を経営する☆

西辻氏いわく「事業計画では(本年6月の時点で)60箇所の予定だった。
需要と供給があるのに、なかなか思うようにはシェアーが伸びない」・・とのこと。
(それでも既に立派な社会起業家)

高齢化した農家では、(耕作放棄地の)不毛な草刈の手間や近隣の田畑に雑草の種子などが飛散して迷惑がかかる心配事がなくなる上、マイファームから固定資産税以上の収入を得ることもできる。

だが農地売買や農地転用に許認可権を持つ「農業委員会」が農村によそ者が入られることに警戒感がありありで、なかなかOKの返事がもらえない。

農業委員会は(都市部に居住している者には馴染みが薄いが)教育委員会などと同様、市町村単位で設置が義務付けられている行政委員会である。

マイファームが飛躍していくには”田舎のコミュニティー”から信頼してもらうために多大な労力と熱意が必要であるばかりか、”行政の壁”をも溶かしていかねばならない!

古舘伊知郎キャスターは「このような若者が頑張ってることを国会でも議論し応援すべきだ」とコメントしていたのが印象的だった。