もくもく里山プロジェクトの活動に学ぶ

ジョブキャンププロジェクトの学習会に出席

昨日、勉強会に出てきました。内容は、自立・就労支援に繋げる中間的支援の活動を行っている「もくもく里山プロジェクト」(自然、農業、食を軸に、その他多様なプログラムを取り入れた短期合宿型サポート)の内容を勉強することでした。

引きこもりや二ートの若者を対象として、農業を中心にジョブキャンプに参加していただくことを通じて自立化の機会と就労への意欲を引き出す事業です。1泊2日から長期は6泊7日のキャンプ(家屋に寝泊まりしながら、農場に出かけて作物栽培などを参加者一同で実施)などをベースにしています。

農業については、箕面市内の遊休農地などを活用して自分達で荒れ地を開墾して野菜の栽培ができるように土作りから栽培・水遣り・収穫・販売・加工まで一連の作業を行っているそうで、まず感心したのは、①担い手が若い男女であること、②すごく丁寧な計画を立てて、検証しながら柔軟な仕組みを考えていること、③箕面市内で農業を営む人とも連携できる素地をもっていること、④寝泊まりする拠点があり、そこが活動の中心地であること、⑤次への展望をもち、その実現に向かって前向きなスタンスが伺えること、など多くの点で学ぶことができました。

今日の社会は様々な病弊を抱えた社会です。公共だけに依拠せず、公共に市民のエネルギーを注ぎ、協働や新たな公共を作ることが、これまでの社会を変えるキーになる時代です。そこに、若い人達が社会改革の意識をもちながら挑戦していることに感動を覚えました。とりわけ、農業への愛着を抱きそこを基盤に弱い立場の人々の自立に向けて頑張る姿に共感をしました。

当NPOも箕面市内で遊休農地を活用した栽培活動に参加していますが、すぐ近所の農地でこのような活動をしている団体を知り、良い情報を得ることができた勉強会でした。