先日・8日に放送されたNHK総合テレビ

『歴史秘話ヒストリア』で、

岡山県高梁(たかはし)市に現存する

“天空の城”備中松山城が紹介されていました。

私の母方の祖母の実家は先祖代々高梁ですので、

私の4分の1のルーツを観る番組となりました(ー人ー)。

明治に入って時代はガラッと変わり、

この山城は不要な存在となり、廃墟と化して行きました。

昭和始めに、ある城好きの学校の先生が高梁に赴任して来て、

その先生(信野友春氏)がその山城の有様を見、

「完全に朽ち果てる前に、お城の全てを記録しておこう!」と、

何回も山城に赴き、設計図等の詳細を記したものを本にされました。

その本を見た高梁の人たちは、お城の素晴らしさを再認識し、

その本を元に町をあげて修繕工事を始めました。

ところが最後の方に

「職人が作った瓦2万枚を山城まで運ぶ費用が無い!」

という問題が発覚し、そこで立ち上がったのが、

高梁の学校に通う子どもたち・学生たちでした。

背負えるだけの瓦を背中にくくりつけて、

山城に持って上がり、

それで無事予算内で修繕が完成し、

江戸時代のお城が今に残っているということです。

お城は、その町のシンボルであり、

町の人のふるさとの風景・心のよりどころであります。

そのお城に限らず、有形無形の数々の財産

(その最たるものが、私たちの【命】そのもの)が、

先人たちの【おかげさまの力】により今に残り、

今を生きる私たちのために存在し続けているねんなぁ・・・

と思いを馳せますと、目頭が熱くなります。

私の祖母もその時は「女学生」だったので、

祖母が背負って山城に上げた瓦が

何枚かあるカモ?と思うと、

備中松山城を見る目が、

ぐっ!変わって参ります。。。(^人^)☆

【写真】番組画像並びに

以前商工会議所青年部の全国大会で高梁に行った際、

高梁YEGの方に頂いた、備中松山城のA2ポスター

(今も大事に部屋に飾っています♪)