四国からまたしばし大阪に戻りました。

3月13日(木)夜。

四国からまたしばし大阪に戻りました。

14日は私の37歳の誕生日で、お祝いのお言葉を沢山頂戴し、

本当にありがたい気持ちでいっぱいです。

更に、その日夜は私が入っております経営者団体

「八尾商工会議所青年部」の3月度卒業例会で、

司会進行のお役を務めさせて頂きました。

心斎橋の「ホテル日航大阪」の最上階の素晴らしい会場で、

つたないながらも、卒業生の先輩を始め、

みなさまに喜んで頂ける

例会運営に貢献出来たかなと思っています。

いつもと同じ日常生活のはずが、

心身の半分は四国の遍路道に在るような、

不思議な感覚を今、感じています。

そんな不思議な感覚でいつもの都会の風景のを見ていますと、

何だか雲の上から客観的に見ている感じがいたします。

都会の忙しいなく歩く人達と、

四国遍路道を歩く人達が同じに感じようになっています。

皆、それぞれの“業(ごう)”を持って、

この『娑婆の世界』に産み堕とされて来た“修業者”なんやと感じます。

白衣来て杖持ってないけど、

みんなそんなふうに私は見える。。。不思議です(笑)。

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<今回の四国遍路行で、ふっと感じたことを書いてみます>

・・・人は自分のことが一番分からない。

鏡という物を見れば自分が見えてくる。

その鏡とは『自分以外の他者』である。

私自身と鏡の関係のように、

本気で素直に鏡に向かいい、自らに問い続けていると、

自ずと答えが見えて来るし、

ゆっくり焦らず考えたら必ず解決策が見えて来る。

私も含めみんな考えない、考えが浅い…客観的・大局的でなく、

主観的(自分に都合のいい情報しか見ないし、

不安を誇張し現実以上に憂えてる)に捉え考え、

判断して行動するから間違っていく。

人生を歩む上で、自分自身の幸せを達成して行くことと同時に、

自分自身以外の人や対象物…万象の幸せを達成して行くのが、

私たち人間の使命であり、私人間の魂を磨くための『人生修業』そのもの。

私は1200年の歴史がある、

四国遍路1232キロという広大で美しい遍路道を使って、

『究極の内観…自分自身とは何か?この人生で何をすべきなのか?

この娑婆の世界の真理とは愛とは?を追求すると同時に、

究極の客観…大局的に見て今私はどの位置にいて、

どんな社会的組織的役割があって、だから私は何をすべきなのか?

と問い続けて来ました。

私の推測として、まず1200年前…

弘法大師空海の時代に、

ある種の『革命』が起こり、この国の成り立ち・古事記編纂…

政治界のスーパースター・聖徳太子登場、17箇条の憲法等、

『大和(日本)国家』というものが出来上がった時代に、

国体を維持・発展させるための『精神革命』も起こり、

当時の宗教界のスーパースター・空海が四国を始め、

あちらこちらに人間の精神的レベルを上げるための修業の道を、

創ったんやと思います。

私たちの国の原形は神武天皇の時代からある訳ですが、

正式に国家に成ったのは聖徳太子や空海の時代やと思います。

以後、ここぞと思う人たちが全国各地の修業場に行った訳ですが、

ごく限られた人しか行けません。

そこでより身近で、修業出来ないか?

ということで、お寺で座禅とか、

武道・茶道とか…武術や芸術を極めることが、

人生修業に成って来て、江戸時代中期の平和な時代、

一気に花が咲く。

伊勢参り、遍路も農業の閑散期に流行る。

時代が下り、丸山敏雄氏

(社団法人倫理研究所の創設者)等、

戦後の混乱期による、人間の心身の退廃を

どう食い止める?どうよい方向に持って行くか?と

人生を懸けてその再建に立ち向かう人たちがご登場されます。

人里離れた山奥でも、お寺でもなく、

はたまた武道場でも茶室で、剣や茶道具を持っている時だけもなく…

『日常生活の場』で常に自分自身を磨き高められる方法はないか?と考えられ、

体系的にその方法を『発見』されました。

ですので、丸山氏が発見された『純粋倫理』を極めて行く道…

『万人幸福の栞』に書かれている通りの生き方をすることを通して

自身を磨き高めていくことは、武道や茶道を極めたり、

人里離れた山奥で修業する事と同じ効果が得られるとのこと。

…真理は一つ。

やり方(修行、主義、学説、学問、宗教等、心身を練磨する方法)

は違ってても、在り方は同じ。

自分自身が『このやり方で自分自身を磨き高めたい』と

感じるものを極めればいい。

私の場合、何故か修業の原形である・・・

『人里離れた山奥でひたすら歩く修業』が好きな(フィーリングが合う)んで、

それを年に何回かやりながら、日々この倫理で己自身を極め、

自分自身の『あるべき姿』に近づいて行きたいと思っています。

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見えないものを見る・意識する、霊性。

自分が何をすべきか?在るべき姿は、そこにヒントがある。

その道から外れれば足が痛くなる

(無理してる、欲張りすぎ)、人から嫌われる。

逆に正しい時はうまくいく。

天には口がなく、言葉でなく『現象』で起こる。

四国遍路では、それらがシンプルに、分かりやすく起こる。

感性が高まる、第一感。

少しのズレ、間違いに気付くようになる。

風邪もひきはじめで手を打てばすぐ治る。

苦難には2つある。

間違いを正す為の・・・。あと、よりよく成るための

後者の苦難が多い方が人生早くステップアップ出来る為の苦難。

・・・ってことでまた明日・16日から、四国に“戻ります”。