『和敬静寂』

先日、大谷哲奘師(奈良薬師寺・執事)の定期セミナー

『こころの学校』に行って来ましたぁ〜(%笑う女%)(%ハート%)

「もし今も弘法大師・空海が生きていたら、

こんなに親近感がある…オモロ凄いお坊さんやろーなぁー」

って思う大谷師です(笑)。

4月27日(土)午後11時から、NHK・Eテレにて、

大谷師の後ろにカメラが付き、

東日本大震災の被災地を渡り歩く特集番組があるそうです。

是非チェックされてみてくださいね。

その『こころの学校』で最も印象に残ったのは

『和敬静寂(わけいじょうじゃく)』という言葉でした〜☆

この言葉は、誰が言い出したとか、

そんなことは一切不明なんだそうですが、

茶道の心得を示す標語で、その概要・意味は、

「主人と賓客がお互いの心を和らげて謹み敬い、

茶室の備品や茶会の雰囲気を清浄にすること」なんだそうです。

大谷師による、和敬静寂の解釈です。

①和:仲良しこよし♪

②敬:相手を敬う

③静:よく・深く考える「静思(じょうし)」する
(※静思とは、物事をよく見る・よく聞くこと、またその訓練する過程を言います)

④寂:物事の「有限性」を知る・・・つまり「もののあはれ」を知る。

①〜④を一つの文章にまとめ、結論づけてみますと・・・

「自分は『限りある・はかない存在』であるとまず認知し、

有限性のある『命』と仲良く生きていこう。

その上で、静かにちゃんと考えて見れば、

自分だけでなく、人様も全員そんな存在であり、そして

『かけがえのない命』だということが分かる。

だから、相手・人様を敬い、みんなで仲良くして行こう!」

・・・ということになります。

これは自分対他人(動植物)、自分対物、自分対環境や境遇など、

自分以外の対象物全てに当てはまる事柄でございます。

なるほど。。。奥が深い言葉・・・

そして茶の道もきっと、底なしに深いんでしょうね。。。

すごいですよね、日本の『道(どう』の精神って(%笑う女%)(%王冠%)

その日、大谷師の新刊本を買って帰りました。

翌日・28日、日帰りで名古屋に行く用事があったので、

帰りの近鉄特急で一気に読破しました。

大谷師のセミナーは『法句経』を通して毎回勉強しています。

(法句経とは、現存しているお釈迦様の

最古のお言葉をまとめたものなんだそうです)

その中で『一人行け』というタイトルを大谷師がつけた箇所がありました。

(以下、そのまま抜粋)

「旅する者が、もし自分よりすぐれた人が、

自分とひとしい人かに逢うことが出来なかったら、

心つよく思いきって一人でゆきなさい。

愚かなものの伴侶となる必要はないのだから。(六一)」

…と書かれていて、

『これぞ今の私の“救い”の言葉やぁ〜!』と感涙。。。

なぜ救いの言葉かと思った、その理由は割愛しますが、

もう、今までいた場所にこだわっている必要はないな・・・と、

確信を得た瞬間でありました。

迷いとか、今まで判断しきれなかった自分と決別することが出来、

おかげさまで、私の人生遍路道の先がまた明確化しました。

ほんと、お釈迦様サマサマです(笑)。

・・・そしてまた先日はみっちり半日、奈良まで

「古事記」の勉強会に参加してきました。

講師は、明治天皇の玄孫・竹田恒泰さん。

最近テレビによく出ておられますので、

かなりの有名人かと思います。

私よりも2つだけ年上で、大学の講師もされてはるので、

古事記という訳ワカラン・・・難しい内容を

めちゃくちゃ分かりやすく、親しみやすく、そしてオモロクお話しして頂き、

「早く、次読んでよ〜」って、毎回ワクワクしています(笑)。

昨年、古事記編纂1300年を迎え、

奈良では結構イベントとかしていましたが、

そもそも古事記とは、

わが国の建国の書であり、国の起源が書かれている

(つまり、国家の根本・本(もと)が書かれた書なんです)

日本最古の書物であります。

それを見れば、現代へ脈々と続いている

日本人の精神(大和心。個人の生き方から、国家観まで)の根幹を

知ることが出来ます。

太古の昔と、現代とは、1300年以上も離れているので、

まったく別物だという錯覚が蔓延っていますが、

この古事記をかじれば、かじる程、

「ああ、日本人(人間)としての本質は、何ら変わっていない・・・

やっていることも、基本的には同じやな・・・」という事実が分かります。

まさに『“温故知新”の究極』が、この古事記にある訳です。

この古事記は、上巻・中巻・下巻と3巻に分かれています。

上巻:神話(この国を作った、たくさんの神様の話)

中巻:神の世から、人の世への移行期間の話

下巻:人の時代(第一代:神武天皇はじめ、天皇が統治しはじめる前後の時代)

奈良の勉強会はまだ上巻の途中なので、中巻以降は分かりませんが、

神話のところは、ほんと、「ありえなーい」出来事ばかり(笑)。

200%作り話って感じで、血みどろの殺し合いからラブロマンス・・・

純愛に浮気・・・コメディーやミュージカルに近い娯楽性すらあります。

(竹田さんが、面白おかしく話してくださいます)

だけど、その中でも、日本各地の現存する地名・場所が出て来たり・・・

今日は毎月1日参りしている三輪大社が、なんで出来たか?

ある神様が三輪山に鎮座したという話まで出てきました。

ここからは私の推測ですが、

古事記を編纂した方々は、ぶっちゃけ、

登場する神様たちが、人間から見て

突拍子もない有り得ないことを言ったりやったりすることなんて、

あまり問題視していなかったんだと思います。

小さい頃、テレビで『まんが日本むかし話』を毎週見ていましたが、

例えば「桃太郎」なんて、

まず、川から人間が入った大きな桃が流れて来るなんて、

どう考えても有り得ないんですよね☆

更に、鬼退治に行くのに、なんで、全員能力の高い人間やなくて、

イヌ、サル、キジだったか・・・

冷静に考えて見れば、おかしな話です(笑)。

「桃太郎」の作者が、何を訴えたかったかと言いますと、

その昔話を通して「仲間を大切にしなさい」とか

「わるい人(鬼)にはなってはいけませんよ」とか、

人としての生き方を、子供たちに教えたかったんだと思うんです。

ただ、直接、大学の講義とかで、まじめ一徹で、そんなことを訴えても、

「このオッサン、しょーぼないこと&分かりきったこと、言いやがって〜」的に

ちゃんと聞く人ってあまりいなかったのかも知れません(笑)。

ですので、この古事記も、

あることないこと(つまり読者の関心を引き出す“デフォルメ”・演出)

を加えることにより、

子供たちや大人たちを飽きさせない演出をかもしながら、関心を惹き続け、

最後まで読んで貰うことによって、

「ああ、私達の国って、立派な成り立ちのある、素晴らしい国なんや」という

古事記の心髄に流れることを理解して欲しいという

意図があるように思います。

だから、「古事記は、人間離れした出来事ばかりなので、

信憑性に欠ける!」と無視するのは、私はおかしいと思うんです。

日本最古の建国の書であり、日本最古の娯楽本的側面もあろうかと思います。

・・・こんな感じで、今年に入ってから、

とてもよく勉強しに行っています。

①大谷哲奘師の『こころの学校』

「宗教家から、日本人としての心・あるべき姿を学ぶ」

という精進アプローチ

竹田恒泰氏『竹田研究会』

「歴史家・学者・そして旧皇族から日本人としての心・あるべき姿を学ぶ」

という精進アプローチ

③丸山敏雄先生『社団法人 倫理研究所』(倫理法人会&家庭倫理の会)

「純粋倫理」という、人間としてのあるべき姿を体系的&科学的に学ぶことにより

日本人としての心・あるべき姿を学ぶという精進アプローチ

櫻井よしこ氏林英臣氏など、政治ジャーナリスト&思想家から

日本人としての心・あるべき姿を学ぶという精進アプローチ

これら①〜④に共通することは・・・

①本(もと)(根・幹)の勉強。

枝葉の術・テクニックではありません。

この本・・・正しい本を知らず、枝葉の成果・結果ばかりを追い求め失敗し、

その場その場で打算的で無計画、思いつきばかりで行動し、

ドツボにハマっている人は、残念ながらたくさんおられます。

(ハイっ、私もそうです・苦笑^^;)

まずは、本を掴み正してから、枝葉を見、全てを構築すべきです。

枝葉の一部が腐っている・・・ということはつまり、根っこや幹が腐っているのです。

腐っている部分を除去しただけでは、何も問題は解決しません。

根本的に間違っているのですから。。。凹っ☆

②日本人(地球人)としての本に直結した方・組織である。

真の日本国家や人の創生&再生の為に、命かけて頑張っている方・組織。

まがいもの・ニセモノ・カネの亡者ではありません。

③全員ぶれていません。芯・真・信・・・そして“神”が一本通っています。

己の信じた道を行く。誰が何と言おうとも。。。

カッコよすぎです!!

28日は、日帰りで名古屋まで行って

林英臣氏の講演を聴きに行って来ました。

「揺れ動く時代の中で、ぶれない自分をどう作るか」

変化が激しい時代だからこそ、何があっても動じない・ぶれない自分を作る必要がある。

信念・理念・目標・・・ほんと、感動で身が震えました。

林先生の口から出てくる日本史のお話は、江戸時代後期のお話が多いですが、

「正しい歴史・政治の事実をどう経営に生かすか?」との問いに、

先見性が出てくる。見づらい世界の情勢がなんとなく見えてくる。

・・・そんなことをおっしゃっていました。

多くの人の命を預かる経営者、だからこそ、歴史(先人達の智慧)を学ぶ、

温故知新をした上で、今の経営(人生)にただ一筋に命を燃やす。

・・・めちゃくちゃカッコイイ生き方ですよね。

私は所謂、『経営者』にも『政治家』にもなるつもりはありません。

それらとは違った生き方で、命を全うしたいと思っていますが、

じゃー何になるの?って聞かれても、まだぼやーっとしか見えていません。

だけど、いつか必ず、ぱっと見える瞬間が来ると

自分自身を信じています。

いいものが見つかれば今後もう数個、

通う勉強会を増やすつもりです(笑)。

ホンマモンの人・団体は、どれも目指すところは同じですが、

方法論が違います。

ですので、あらゆる角度から、真理・事実について学び、

自分自身に合ったものを、あらゆるところから

よいところをチョイスし、

総合的・体系的に偏らず、学んで行き、

実践に励みたいと思っています。

ほんと、まだまだ知らない“真理”がたくさんあって、

それを“パズルのピース”みたいに一つ一つ、

私自身の心の中に、はめ込んでいって、

それが大橋良子の人格を創り、

そして人生に更なる“彩り(幸せ)”を

与えて行って下さっているような感じです。

36歳手前にして、また更に、

人生がオモロクなって来ましたぁ〜(%笑う女%)(%晴れ%)