たまにはこんな日常も♪ 〜白銀の世界へ〜 後編

ミニかまくらを作った後、まだ時間があったので、

「手づくり体験」をしに行きました。

蒜山地方には、昔から「スイトン」という怪物がいるようで

そのトーテムポールのようなスイトンの色づけ体験を

姪っ子たちと何故か我がオカンもさせて頂きました。

一番最後まで集中してやっていたのが、

オカンです(笑)。

子ども達はそさくさと飽きて塗って帰った訳ですが・・・。

母はこんな細かいことをするのが好きのようです。

私が絵を描くのが好きなのは、確実にこの母親の影響だと思います。

が、オカンが働いているクリーニング屋さんに置く!と豪語する

このスイトンのアタマの部分に、『洗』という

そのクリーニング屋さんの名前を書くのは

かなりセンス無いような気がするんですが・・・(そんなDNAは、イランで〜・笑)。

そのスイトンの手づくりコーナーの横には、

他にも、切り絵体験もあって、

子ども達がたくさん集まっていました。

この蒜山高原は、瀬戸内海沿い・雪があまりない

岡山県民の近場のレジャー場って感じです。

大阪とはちょっと違う言葉でみんなワイワイしゃべりながら

楽しんではりました♪

で、その奥には、熟練した技が必要な

「がま細工」という地元ならではの民芸品

木で出来たお椀「郷原漆器」が製造・展示されていました。

その土地どちで根づいて来た、このような民芸品、そして人の文化歴史を

直にマンキツ出来るのも、旅の醍醐味であります(%ニコ女%)(%星%)

一つ驚いたのが、

この蒜山高原のある、美作(みまさか)国って、奈良にある大和国と並ぶくらい

古い国家なんだそうで(続日本紀によると)、

来年で建国1300年になるんやそうです(驚)!

昔むかし・・・大陸から、海を渡ってやってきた人たちが

出雲とかにやって来て、そしてこの美作国を作ったようです。

この日本という国家は、どうやら、同じような時期に

どさーっと人が大陸から渡ってきて、

それぞれの好みや役割とかあって、何ヶ所かに分散して

ほぼ同時期に小さな国家を創ったようです。

また更に、この国の奥深さを知りましたぁ〜(%笑う女%)(%星%)

もう一つ、面白いことを知りました。

バイオマス事業を真庭(まにわ)市で積極的にやっているとのことです。

原子力の問題などが発生し、

いかに環境負担の少ない・地球にやさしいエネルギーを

創造していくのか?日本人にとって重要な課題となっています。

そんな中、豊かな森林資源を活用して、再生可能なエネルギーである、

バイオマス事業をはじめられ、「第14回 新エネ大賞(経済産業大臣賞受賞)」を受賞。

かつて江戸時代の日本では、人の出す糞尿までが、

リサイクルされていました。

昨今の経済不況や、あらゆる(環境)問題は、

大量生産・大量消費で、不必要に物を回しすぎた・捨て過ぎた結果が、

原因の一つではないかと考えています。

これからの時代は、江戸時代に帰る・戻る訳ではありませんが、

江戸時代のように、本来あるべき人間(ヒト)としての生き方に

還る時代に入ったのではないか?と思います。

そんなかんだで、あらためていろんなことを学ばせて頂き、

そして改めて己自身の個性について痛感しながら、

蒜山高原を後にし、

私の母方の祖母出身の岡山・備中高梁市の山奥へ。

そこには、祖母の一回り下の弟のお嫁さん・百恵さんが

一人暮らししています。たしかもう80歳くらいだったかと。

この備中高梁も、ご多聞に漏れず、過疎化が進み、

百恵さんの子ども達はより都会へ出て行かれています。

ここは、おばあちゃんがいた頃と建物もほぼ変わっておらず、

(五右衛門風呂がガスフロに変わってたりしますが、

基本的なものは変わっていません)

ほんと、自分自身の田舎に来た感じで、とってもいい感じです(%ニコ女%)(%星%)

この百恵さんの自宅の上に、おばあちゃんの西家先祖代々のお墓があり、

毎度のごとく、お参りさせていただきました。

そして、さいごは備前市の日生の港に寄って、

兄がお気に入りの割烹料理屋さん「上内」で、

4000円でたらふく海鮮お料理をマンキツして、帰ってきました。

ほんと、食べてばかりの旅行でしたぁ。。。(兄家族にとってはフツウのようです・笑)。