ほぼ終日、禊(みそぎ)を受ける? 後編

29番・国分寺〜30番善楽寺までは約7キロあり、

その間に、屋根つきのお遍路小屋がありました。

雨なので、そこには、お遍路さんが何人かおられました。

還暦過ぎのご夫婦さんに、一個、

(本当は一個ずつ食べて頂きたかったのですが、

ご遠慮されたのか、甘いものが好きやないのか?一個のみ

受け取っていただきました♪)

そして私服を着て、何故かファッション系の雑誌を読みながら座っていた、

40過ぎくらいの、おねえさんに一つ差し上げました(%笑う女%)(%王冠%)

私は一番最後に小屋に入ったのですが、

一番先に小屋を後にして、大雨&カミナリの中、

30番さんへ到着しました。

お寺の敷地に入った瞬間、

「パーン☆ どーん!!!!」という、ものすごい音と光がして

カミナリの凄さを間近で感じました!

31番・竹林寺に向かう前、トイレに行きますと

先ほどのお遍路小屋で、ご一緒させて頂き、

おまんじゅうを差し上げた、おばさまと再会しました。

そのおばさんが、とても不思議なお話をされていました。

「あなたが、あの小屋を去る直前、小屋に入って来た、

一人でお遍路していたおじさんがいたでしょう?

そのおじさんが、私服を着ていた、おねえさんに・・・

『あなたは、お遍路さんっぽくないですが・・・。

何故ここに座っているのですか?』

って聞いたんですよ。

そしたら、その女性は・・・

『私は、お接待して欲しいと言われた方に

お接待するために、ここにいるんです。』

って言うのよ!!!(驚)

そしたら、そのおじさん。そのおねえさんに、

「それでは、お接待してください」って言われたら、

そのおねえさんのカバンから、パンとかいろいろなものが

次から次へと出てきたの〜〜〜(更に、驚き☆)」

・・・そ、そんな『お接待マニア』みたいな方、

四国に存在するんですね。。。

って私、そのお接待マニアのおねえさんに、

おまんじゅうを「お接待」したし・・・

(これって、『逆お接待』(?)笑)

その不思議トークには「オチ」があり・・・

「だけど、そのおねえさんのお接待って、チョット変で、

結局お接待をしていたのん、

『お接待してください』と名乗り出た、おじさん一人だけで、

私たち夫婦は何もお接待、されていないんです(笑)。」

一般的に、お接待とは、

お接待したい人が、お遍路さんに声をかけて来て始めて

お接待という行為が発生するものなのですが、

このおねえさんのお接待の方法は、

お遍路さんから言われたら、そこで始めてお接待をする・・・という、

(しかも、周りに同じお遍路さんがいても、その人たちから

『私もお接待してほしいです』という声が掛からない限り、同質のお接待はしない)

なんともまー、摩訶不思議なおねえさんの

チョー☆ビックリなお話でした☆

ほんと、お遍路道上にも、いろんな方がおられますねぇ〜(%笑う女%)(%ハート%)

30番さんからは、高知市内(都会)

に入っていきます。

31番・竹林寺の手前2キロ強のところの

お宿を予約していたのですが、

時間がまだ3時半だったことと、体力に余裕があること、

そして、今回の歩きお遍路は、JR須崎駅まで行きたい!

という個人的な事情があり・・・

(JR須崎駅〜大阪間は、高速バスが走っているので。

次回の歩きお遍路がしやすくなるので)

先に小高い山の上にある、竹林寺をお参りしました。

ここの、智恵のお守りは、私の祖母が生前、

孫の私たちにくれたもので、今回も買わせて頂きました。

(実は、私が持っていたお守りが、今日の雨で濡れてしまって、

色が出てしまったんで、古いものは引き取っていただきました)

んでもって、今は、高知市内のビジネスホテルに

いるのですが、

荷物の殆どが、めっちゃ濡れてしまい、

部屋の中を暖房をかけまくり、ドライヤーもかけまくり

ものすごい勢いで、先ほどまで乾かしまくっておりました(%ショック女%)(%涙%)

ってことで、今日中に乾かして、

明日また晴天の中、35番・清滝寺まで

今日同様、30キロくらい、歩きたいと思います(%笑う女%)(%王冠%)