いまさらという気もするが第1種電気工事士の定期講習会に参加した。
5年に一回講習を受けることが義務付けられている。
さまざまな法改定の紹介やら新製品に基づいた工事方法の確認などが行われる。
何気なく30年近く高低圧にかかわってきたが、今から考えると結構、大変なことを
やっていたんだなーと感慨深かった。

驚いたことが2点ある。

ひとつは規制が緩やかになっていること。自家用電気工作物の管理はすごく専門性が
求められていたと思っていたが、今では「規制緩和」が進んでいるとのことだった。

もうひとつは電気主任技術者(その会社の基本になる電気設備の管理を行う)が派遣労働者でもよいとなっていること。

派遣労働者の技能がダメというわけではもちろんないが、設備は人間の体のようなもので継続的に見ていてこそ、問題点に気づく、それは神業的な感のようなものだと思う。これは30年近く電気設備にかかわってきてそう思う。

その人の立場が期限のある派遣労働者でもよいと法改定が行われていた。

想像するに医療や福祉や子育ての現場で同様のことが進んでいるのではないかと
改めて思った。