(%雨%)・・今日のお天気

宮城県石巻のタクシー運転手さんに聞いてみた。

Q:地震が来た時、何処にいたの?
A:仕事してた(車で走っていた)

Q:家は大丈夫でした?
A:津波で流された。
ええ!!それは大変でしたね!

Q:ご家族は大丈夫でしたか?
A:みんな大丈夫だった。
それは本当によかった! 

Q:地震が起こった後 ラジオかなんかで津波が来ると連絡が入りましたか?
A:わからなかった。日頃家族で地震が来たら
 すぐ高台に逃げるように決めていた。
それってすごいですね。
日頃から防災教育が家庭の中で出来ていたんですね。

A:地震(津波)が来た時間にもよるが、例え家族がバラバラになっている時でも
 すぐに探さないように家族に伝えていた
Q:それはどうしてですか?
A:津波は何回も連続してやってくる。下手に家族を捜しに行こうものなら
 探しに行った本人がやられてしまう、落ち着いてからゆっくり探すようにしていた。

Q:今はどうされているんですか?
A:避難所にいる。そこから毎日タクシー会社に出勤している。

Q:大変ですね! 何か困っている事とかありませんか?
A:何もない。こんな貴重な経験はお金を払っても出来るものではない。普段会った事も無い人と話しができたり、こないして救援物資をタダでもらう事が出来て言う事ない。
ほらこの昼飯も救援物資でタダなんよ。

Q:ご家族もそのように言われているの?
A:長男なんかも僕と同じことを言ってるよ!

どんなことがあっても、動じない、そんな考え方ってすごいですね。
ほんと感動しますよ!

Q:地震が起こった時どうされたんですか?
A:すぐに高い山に車で突っ走った。津波が来ようと、来まいと関係なくすぐ高台に逃げるようにしている。

Q:大きな地震だったから、道路がやられたり、崖崩れが起きたり、すぐ街に下りて来れなかったんではないですか?
A:3日間下りて来れなかった。

Q:その間おなかすいたでしょう?
A:3月だったので山に雪が残っていたそれを食べた。雪のお蔭。

Q:生きる力がすごいですね。いやあ実にたくましい。いいお話を聞かせていただきました。貴方のような方が小学校の先生だといいね!って思わず言った。

写真のスケッチは私が仙台でお世話になったホテルです。

貴方は日頃の防災教育が出来ていますか!