09年秋季登り窯 窯焚き 2

さてこれは何でしょう?
ブローチかペンダント? ヒトデ? 花? UFOの落し物?

正解は「きのこ」です、辰巳さんが付近から採ってきました。
変わった形ですねえ、茶色の丸い所からたくさん胞子が出ます、
名前は何だったかなあ、ほこりたけ? また聞いておきます。

焼成は順調すぎるくらい順調、薪が良く乾いているのでしょう。
1160度ずっとキープで最後に1210度まで上げて終了です。
温度計は後ろの方にありますので前は30度くらいは高いでしょう。

焚き方は、焚き口に薪をたくさん並べ、順次中に落としていく「木ブタ」です。
これだと煤を巻く事も無く、還元でシャープに仕上がります。

最近、日本中の松が松喰い虫にやられ枯れていってるそうで、松の薪が手に入りにくくなり、陶芸家は困っています。 松くい虫にやられた木は薪にならず、健康な松は切らないからです。
僕は雑木(クヌギや樫類)を多く使いますが、やはり温度を上げるときは火力の強い松が必要です。

新たに薪を投入せず、オキを少し後退させてから窯を閉じます
4日目の午後4時に終了、窯出しはこの日曜日です。