当事者の視点の勉強会③

他にも沢山の参考になるお話を伺いました。
元不登校・ひきこもりの松尾としては、ウンウンと肯いてばかりいました。

懇談会の最初の頃は、参加された皆さんも緊張したご様子で、繊細な部分は話ずらいという感じでしたが、大森先生の魅力により、場はどんどん和んでゆき、皆さん繊細な部分を話されたりもしました。

時間も少しオーバーしたのですが、先生は嫌な表情を少しもされずに、「また、ここに呼んでください」とおっしゃって下さいました。

とても充実した2時間と少しでした。

最後に—

大森先生は褒めて伸ばしてあげることを、とても大切にされている方だと感じました。
スポーツ選手でも叱って伸ばす、褒めて伸ばす、その両方のバランスを取って伸ばしてゆくという事があるかと思いますが、不登校・ひきこもりの方に叱るだけでは、かえってへこんだり落ち込んだりするだけなのかなと思います。

先生のおっしゃるとおりに正論を説かれてもしょうがないのですよね。正論どおりに出来ないことを悩んでいるわけですから。
小さなことであっても、いいところは褒めてあげる。それは”良い行い”ということだけではなく、一緒に食事を取ったりすることも嬉しいんだよという気持ちを伝えてあげる。大切なのだなと感じました。

とっても素晴らしい先生で、お話でした。参加された皆さんも、先生のきめの細かい配慮により、何かを感じ、受け取って帰りにつかれたご様子でした。

5月30日(土)・14時から、前回と同じ園田公民館で、2時間程の予定で大森先生の懇談会を催します。是非、いらしてみてください。

松尾