令和の経済の行く末

日 時 2019年10月25日(金)10時〜11時30分
 消費税が10月から8%→10%にアップしましたが、
これからの経済はどうなるのでしょうか。
 景気の良い・悪いを判断するのには、3つの見る目
(水準・上り下り・強弱)がある由です。
 経済の循環は「生産→分配→支出」でこれがうまく
回転している時は順調ですが、不景気と呼ばれる時は
この回転のどこかに問題があると見るとのこと。
 現政府はこれを分析して三本の矢で対応しています。
 すなわち「支出(1本目:金融、2本目:財政)」「生産(3本目:成長戦略)」でテコ入れ中です。
 政府発表の経済成長率は、高度経済成長期は8.6%であったものが、21世紀初頭では1.06%と大幅ダウンしており、これの原因は生産性上昇率の低下にあるとしています。
 日本の技術開発力は世界でもトップクラスで、ノーベル賞の受賞者が多いことでも証明されていますが、しかしこの優秀な基礎技術があるにもかかわらず、これのビジネス化が遅れていることに生産性上昇率が影響を受けているようにみえます。
 次に財政を見てみますと、2019年度の一般会計は税収等の収入と政策経費の差であるプライマリーバランス(基礎的財政収支)は▲9兆円で、それに国債費を加味しますと▲32兆円となっています。
 さて、この状況を消費税アップはどのように寄与するのでしょうか。