キリスト教と音楽

日 時 平成30年11月24日(土)10時〜12時
 音楽の「音」には全く意味はありませんが、私達はその音に
ある主の「意味」を感じるのも事実です。
 そのようなことを念頭においた表記のセミナーがありました。
 講義の最初にまず次の音楽を聴くことになりました。
 それは、1曲目:クラリネット協奏曲(モーツアルト)、2曲目:
無伴奏チェロ組曲(バッハ)、3曲目:混声合唱のための7つの
歌」(ブラームス)の3曲でした。
 これらを聴いての会場の感想は、1曲目⇒ここちよさ、あこがれ等、2曲目⇒つぶやき、かわらなさ等、3曲目⇒生と死等・・・・・でした。(各々感じ方が異なる)
 さてそれではキリスト教音楽とはどのようなものを言うのでしょうか。
 キリスト教音楽には修道院等で歌われていた「グレゴリオ聖歌」等多彩ですが、最も狭義な意味では、礼拝(典礼)で演奏される音楽を言うとのことで、従ってヘンデルのメサイヤ等は劇場で歌うために作曲されたものなので、キリスト教音楽とは言い難いとの解釈でした。
 ただキリスト教音楽はきわめて「あいまい」でもあると補足もされました。
 この曲が宗教的な音楽であるか否かという判断は、結局聴く人の感じ方にあるということになります。
 なお、讃美歌(聖歌)とは、「礼拝に集まった人達によって斉唱(ときに合唱)される旋律を伴う宗教的な詞」と定義でき、宗教改革においては自国語による歌唱が導入されたとのことでした。