チェコが生んだ作曲家

日 時 平成29年4月3日(月)10時30分〜12時
 ドボルザーク(1841〜1904)のCDコンサートがありました。
 曲目は、交響曲第7番と第9番「新世界より」でした。
 第7番は、彼がすでに優れた作曲家として多くの人々に認め
られ、ロンドン・フィルハーモニー協会の名誉会員に選ばれた
時に、同協会から委嘱され作曲した交響曲で、当時彼は気分
がすぐれず、朗らかな雰囲気ではない頃でした。
 そう説明されると曲中に暗い情熱が感じられるような曲です
 第1楽章は、アレグロ・マエストーソ(堂々と速く)で、ソナタ形式(主題部ー展開部ー再現部ー・・・)のため、モチーフが再度出現するのでわかりやすく、また第2楽章は、ポーコ・アダージョ(少し遅く)で、日本の歌謡曲にあっても不思議ではないメロディのように感じられました。
 しかし終楽章(第4楽章)は、やや盛り上がりの欠けるきらいがありました。
 第9番は、かの有名な「新世界より」で、3年近いアメリカ滞在中に作曲されたもので、随所に黒人霊歌やアメリカ・インデアンの民謡ではないかと思われる旋律が含まれています。
 特に第2楽章は、小学生の頃に「家路」として口ずさんだことがあり、20歳頃に行ったキャンプにおいても、キャンプファイアの最後はこの曲でお開きにした思い出があります。
 「良い曲(?)は演奏回数が多い」⇒「演奏回数が多いと耳馴れする」⇒「耳馴れすると落ち着いて安心して聴ける」・・・のパターンはあるのでしょうか。