文化財の変遷

日 時 平成25年9月10日(火)
場 所 フレミラ宝塚
主 催 いきいき学舎
 文化財の変遷についてお伺いいたしました。
 文化財と言われるものの中に、古墳・お城・お寺等々の建築物
があります。
 これらは朝鮮半島からの渡来人の技術をうまく取り込んで日本
独特の建築物を造り上げてきました。
 因みに古墳に必要な埴輪を製作したのは、渡来系の土師氏が中心となったのだとか。
 また552年(538年とも)に百済の聖明王によって仏教が伝来しますと、寺造りが盛んに行われるようになりました。
 七堂伽藍(本堂・鐘楼・講堂・食堂・塔・経蔵・庫裏)の設計・施工にも多くの渡来人がかかわりましたが、これらに尽力したのが聖徳太子であり、蘇我氏だった由にて、仏教をひろめかつ土木技術を積極的に取り入れたそうです。
 戦国時代には、城造りが処々で行われるようになりますが、ここでも渡来系の人が中心となって基礎である石積みが行われました。(穴太と呼ばれた人々)
 前述のようなものは有形文化財ですが、他方 無形(民俗)文化財もあり、地元宝塚では中山寺の星下り祭(写真)や西谷・宝山寺のケトロン(燈籠祭)等もあるとのことでした。