1、ひとり暮らしで94歳の父親と離れて暮らす50代の息子の場合

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ものを整理することを通じて、自分を見つめ直治、家族や友人とのこれからからの人間関係を考え、未来にどのようなライフスタイルを描くのか、それらを考えることが老前整理です。

「片づけは妻に任せているから大丈夫」という男性のみなさん、その考えは本当に危険です。

 私の講演に参加していただいた、ある男性のお話をしましょう。 

 Aさんは50代後半の会社員です。94歳でひとり暮らしをする実家の父の家を久しぶりに訪ねました。母はとうのむかしに亡くなっています。「もったいない」が口ぐせの父は、家の中に整理がつかないほどものをため込んでいました。

 父は少し記憶力が落ちているのか、なにがどこにあるのかを把握できなくなっている様子。足の踏み場もない部屋のなかで、足元にあるものにつまずいて骨折されてしまってはたまりません。

老体にとって骨折は大事故です。冬場ともなると、散らかるものに電気ストーブから引火して火事になりやしないかと心配でなりません。もちろん、Aさんも平日は毎日働いているので、ただ心配だからといって会社を休むわけにはいきません。

 Aさんは「片づけようか」と父に言おうかと思いましたが、躊躇しました。なぜでしょうか?

「父くらいの年齢になると、ものを処分することは、自分が死に近づいている実感につながってしまいます」とAさん。
 かといって94歳ともなると、自分でものを捨てて整理する気力も体力も当然ながらありません。

 このような状況になってしまっては、転んでけがをしないようにしてあげたい。もっと快適に暮らせるようにしてあげたい、と思っても、なかなか打つ手がないのです。 自分はそうなりたくない、子どもに迷惑をかけるわけにはいかないと、と心から思いAさんは老前整理のセミナーに参加されました。

『老前整理のセオリー』NHK出版 2015年 より

※みらくるとのコミュニケーションとは別に、老前整理について、これから私の本に書いた具体例を少しずつ紹介します。(不定期)

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