菊炭の新たなる息吹

菊炭は、その切り口の美しさから「菊炭」と呼ばれています。能勢、豊能、猪名川、川西を中心とする北摂特産の「高級お茶炭」として、古くから生産されてきましたが、現在、里山林は荒廃し、炭職人の減少により衰退の一途を辿っています。 そこで、菊炭クラブ(NPOシニア自然大学の下部組織)では、クヌギの植生里山林の整備菊炭焼き技術の伝承などを行うとともに、池田炭加工処(昔、菊炭は池田に集積され日本全国に配送されたため「池田炭」とも呼ばれます)では、さらに菊炭本来の美しさを現代生活に生かすべく、工芸作品創りに取り組んでいます。私達は、この活動を【菊炭の新たな息吹】と位置づけ、新たな広がりと、さらなる出会いを求めていきたいと思っています。