・期 日 2019年4月27日
・場 所 松尾湿原
・参加者 小川、西村、川本、山根、西川、小宮、伊藤(格)、伊藤(千)、安藤、豊買、湯浅、藤田、岡澤
宝塚市自然保護協会 松田事務局長 村上さん
福井先生
 社会教育課 千原係長、河本係員

予報通り気温が低く、時々突風が吹く中での活動だったが、様々な生き物に出会えた半日だった。
写真右上 満開のコバノミツバツツジ

ま ずマイクロバスから降りて直ぐの入り口付近で先に来られていた福井先生が何かに追突して?死んでしまったらしい「イカル」を手に取って見せてくれた。
まだ生きているかのようで、そっと撫でてみるとまだ少し暖かかった。
湿原に向かう途中でも別の「イカル」の鳴き声が聞こえた。

松尾湿原に向かう道脇の土手にギフチョウのエサになるヒメカン葵の新しい軟らかそうな葉が出ていた。
広場付近の藤棚下の葉の裏には真珠のような真ん丸いギフチョウの卵が産みつけられていた。写真右

いつものようにラジオ体操の後に今日の活動概要の説明があった。
 植生調査するのは、ショウジョウバカマ、スミレ三種、オオミズゴケ、ヤチカワズズケ、チゴユリ。
 写真右 活動開始前のミーティング

植生調査前に福井先生と湿原散策をする。
花のついていないショウジョウバカマのロゼット型葉とノギランの同型葉は、区別をつける決め手がないので、調査して記録するのはショウジョウバカマと確信できる蕾、花、花がらが付いたものだけの数と大体のエリアにした。調査対象の3つのスミレ(シハイ、タチツボ、ヒメアギ)は事前に調べたそれぞれの生える環境や葉の形の違いなどを参考に調査した。
 散策の時に、持参した普通のミズゴケとオオミズゴケの苔の長さや大きさの違いを目で確かめた。
 参加人数が少なかったので、私は三人でどちらも湿地を好むのでヤチカワズスケとヒメアギスミレを一緒に調べた。これが大当たりで、今迄、私自身もあまり目にしなかったヒメアギスミレの花を17本も観ることが出来た。もっと時間をかけて観ていけばきっと小さな蕾などにも気が付いたと思う。
 目が慣れてくるとヤチカワズスケの根本付近に小さなブーメラン形の葉が沢山あるのに気が付いた。ただしあまり水がある湿原の下の方では土手の所に少し観られただけだった。

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