松尾湿原-保全活動・カスミサンショウウオの観察

・期 日 2019年3月16日
・場 所 松尾湿原
・参加者 川本、山根、西川、伊藤(格)、森川、安藤、岡澤、小宮、湯浅、藤田、山本
宝塚市自然保護協会 松田さん、村上さん
社会教育課 水野課長
 
 朝7時頃には空が不気味なほど真黒になり、雷雨だったのですが、そこはいつも天気に恵まれるTENのこと。集合時間には、寒いながらも傘の出番はありませんでした。
 西谷に近づくにつれ車窓からはうっすらと積もった雪と梅の共演が見られました。
自然の家では湿原までの道中アセビの白い花が満開でした。
 ラジオ体操で少し体を温めてから作業にかかりました。
まず、カスミサンショウウオの卵のう場所の調査です。11か所で20個の卵のうを見つけて今回からその場所に目印として棒を立てました。
前年前までは2〜3か所しか見つからなかったのでとても感激しました。
ある場所には猪が出没して地面を掘り荒らしており生育に被害が生じているのではないか心配です。
また、カスミサンショウウオの天敵のアメリカザリガニの赤ちゃんも見ることができました。
多くのカスミサンショウウオが無事に育ってほしいと願っています。

写真右上 カスミサンショウウオの卵嚢を探しています。

長期間使用されてなかった木製の老朽化した小屋(リーダーズハウス)の撤去跡が有効活用できないかと測量しました。
写真右 巻き尺で計測しています。

昼食はバーベキュウ小屋でしたが、温度も低く太陽も照っていなかったので弁当が冷たく食堂のあった頃の温かいうどんやカレーが恋しかったです。
午後からは撤去した小屋の周辺の草刈りと湿原周辺の幼木を抜き取りました。松は74本ヒノキ26本その他杉などが28本でした。
写真右 以前刈り取った草を運んで積み重ねていた場所の草刈り作業です。

よく見ると湿原にはウメバチソウの小さな若葉も見えました。

次回の作業日には湿原に咲いたかわいいスミレ達に会えるだろうと楽しみです。
作業の皆さんお疲れさまでした。 (記;山本)(%くもり%)(%ニコ女%)(%ニコ男%)