伊丹市昆虫館のホタル幼虫飼育設備の見学

・期 日 2017年8月17日
・場 所 伊丹市昆陽池公園内
・参加者 西村、西川、安藤、岡澤、勝間、森川、川本

お世話になった方 高津課長 (市民自治部 環境政策室 みどり自然課)

今年も例年のようピカピカランドでホタルの幼虫放流会を計画しており、現在幼虫を水槽で飼育しています。
 今年は孵化した幼虫数が少ないようなのでどのような餌の与え方をしたらよいのか3年前に一度見学した伊丹昆虫館のホタル飼育設備を見学させて頂きました。
写真右上 係りの女性から説明を聞いています

昆虫館での飼育は、孵化直後の幼虫を飼育ケースに1000匹ほど入れてエアーポンプで酸素を供給しています。
餌はカワニナを金づちで貝殻を割り、6月から11月までは1回/日程度与えています。11月以降は1〜2回/週程度です。そして同じ頻度で水替えを行っています。
施設は建屋に中にあり6〜10月頃までは常時エヤコンで外気温を25℃に設定してあります。それ以外の期間は室温(7〜20℃)のままのようです。

写真右 整然と並べてある飼育ケース

全部で20個あり20,000匹の幼虫を飼育しています。
3月に放流する頃には300匹程度に少なくなるのようです。

写真右 採卵用具
親ホタルは湿らせたスポンジのあるケースに入れ、このスポンジに卵を産ませます。その後スポンジを水に浮かすと孵化した幼虫は水の中に入っていくようです。
この水中に入った幼虫を数えながらスボイドで吸い取り、飼育のケースに移しておられました。

★確認できたこと
 本飼育場では孵化直後の短期間だけカワニナの殻を割って餌として与え、ある程度幼虫が大きくなってからカワニナを飼育している水槽に一緒に入れて飼育するのかと思っていたのですが、放流する時期まで同じ方法でした。

 飼育場の見学と貴重なお話を聞かせて頂きありがとうございました。(記;川本)
 
 写真右 飼育設備のある建屋の前で 高津課長と参加者