松尾湿原での本格的な植生調査始める

・期 日 2011.4.22
・場 所 宝塚市自然の家 松尾湿原
・参加者 石原、小川、岡澤、川本、小宮、四位、西川、納田、能勢、福本、 森田(新入会)、山本、山根
今日は午後から雨の予報にもかかわらず多くの会員が参加いただきました。
本日の予定は午前中に植生調査と今年2月から着手した遊歩道階段造りの補強ため市販の杭に交換するため作業をそれぞれ手分けして行うことにした。
 湿原では今にも雨が降りそうな空模様の中、早速植生調査に取り組む、「ショウジョウバカマ」は既にほぼ終わりかけており何本かは色あせた状態が散見され、先月は時期が早過ぎ、今回は遅すぎここ数年いい状態の時に当たらない。
これ以外に何が咲いているか湿原を下から手分けして探すと、「シハイスミレ」が
湿原の周りに小さく濃い紫色した花がいたるところに咲いた。
<会員による植生調査状況> 

さらによく探すと「タチツボスミレ」4株確認、さらに湿原の中から少し開花した「ヒメアギスミレ」が3年振りに確認することが
でき感激する。 7株確認
<ほぼ開いたヒメアギスミレ>

また、「ヒメハギ」もまだ5分咲き程度であったが個体を確認できたが、あまりにも小さく初めは何の花か確認できなく掲示用に用意していた写真の中からようやく花名が確認できました。 8株確認
<少し開いたヒメハギ>

一方元気のある男性陣は2月から着手した遊歩道階段造りの補強ため市販の杭に交換する作業およびさらに上部の階段伸長に取り組みました。
<一部完成した手作りの階段>

昼前からの雨は本降りとなり午後からの作業は中止となったが、昼食後小宮さんが 昨年度の植生調査報告書作成準備の一貫で植生調査した各種類の個体数を地図に正しく転記しているか、全員で手分けして確認作業を行いました。
今年度の報告書の出来上がりが楽しみです。(記;福本)
<会員全員で個体数の確認チック風景>