いちぶ、ぜんぶ

プラネテスという漫画にはこう描いてありました
「この世に 宇宙の一部じゃないものなんてないのか」

僕は
あなたと私は同じものであり、
つながっていると思っておるのです。

僕とあなたは確かに別々だけど、
その間には地面や空気がある。

地面も空気も、僕たちも分解したら
同じようなもんでしょ
同じようなもんが「集まり方」だけ変えて
すし詰め状態
だから、そこに境界線はない。

だからといって
なんでもかんでも伝わるとは思わないし
ぜったいにあなたとはつながっていたくないよって
思う人もいるのだけれど

この人にこれを伝えたいと思ったときに
伝わる可能性はけっこう高いといえるのではないか

声は振動なのだと思っている。
だから何かを運びやすいのだと思っている。

色や光やにおいや味やいろいろ運べるけど

声は声帯を振動して
体や骨に共鳴して
空気を振動して
その人の鼓膜を振動して
その人の体に共鳴する

シンプルだ。
変換機がすくない。

だからだと思うのである。

ところで
親友にもうすぐ子がうまれますが。
親と子の自立とは
へその緒を切った瞬間なのかもしれませんね。