課題探し!地域防災訓練実施

三木市細川町地区の全世帯を対象とした「課題探し地域防災訓練」が1月31日に実施されました。
主催は細川町豊かなまちづくり推進協議会。ボランタリー活動プラザみきは訓練の企画づくりと準備、当日の運営をサポートしました。

訓練実施のきっかけとなったのは今年で2年目となる災害時にお声かけや介助、介護が必要と思われる方々(災害時要援護者)の目視による把握。民生委員、協力員、福祉委員らが中心となって情報を共有すると約150〜200世帯が対象世帯となることが分かりました。

この現状を踏まえ、誰の命も見逃さないには近隣の住民同士の助け合いが重要。迅速に的確に手分けしていくことができるよう、救助を呼ぶことができるよう災害時要援護世帯マップを今年度は作成することができました。

作成時もさまざまな議論が行われ、「年に一度は情報把握とマップづくりを行い、いざという時に地域にいる住民が一目で把握して救助にむかえる備えをするべき」という意見も多く、細川町豊かなまちづくり推進協議会で毎年更新することになりました。

作成時もさまざまな議論が行われ、「年に一度は情報把握とマップづくりを行い、いざという時に地域にいる住民が一目で把握して救助にむかえる備えをするべき」という意見も多く、細川町豊かなまちづくり推進協議会で毎年更新することになりました。

作ったマップの有効性を確かめ必要性を受け継ぐこと・・・。
それと避難所に着いたけど・・・避難所とはどんな所でどのように生活するのか?誰が運営するのか?などの課題を見出し、整理することを目的に訓練を実施することになりました。

午前8時、豪雨で川が氾濫の恐れがあるとの想定で避難勧告を発令。
22自治会の住民がそれぞれの一時避難場所に毛布などを持って逃げた。指定避難所である細川町公民館に避難を希望する世帯が一時避難場所から午前9時頃から移動開始。移動時には区長や消防団で構成された地域災害対策本部と連絡をとりあいながら避難経路を確認し、約80世帯150人が細川町公民館に無事避難されました。

避難後は避難所運営員会が主となり避難所のルールづくりや共有スペース(ゴミステーションや洗濯場など)のレイアウトづくり、住民が協議して住民が決め、住民で運営することを体験していただきました。
また、炊き出し班や衛生班、物資管理班、情報班など避難所運営に必要な機能別に班を構成し避難してきた住民が班員となって班活動に取り組みました。

訓練参加者アンケートでは、

★避難所における共同生活について
【良かったこと】
●時間をかけても住民(自分)たちでルール等について決めたこと。
●積極的に意見が出て速やかにルール作りができていた。
【課題】
●訓練を重ね、予め大枠のルールを決めておいた方が良いと思う。
●避難者で避難所運営の仕組みを構築し、役割分担をして運営していくようにする。
●避難所運営についてアドバイスできる人やリーダーシップをとれる人が必要。

★食の確保と配給について
【良かったこと】
●減塩の豚汁の用意があったのは良かった。アトピー食やアレルギー食等の配慮も必要。
●温かい食べ物が食べれたこと。
【課題】
●全員に行き渡ったたかどうか誰が確認するのか。
●数量を確認したのに余っていた。

などなど他にもたくさんご意見をいただきました。

訓練を通じて日頃の住民同士のつながりをはじめコミュニケーション、助け合い、合意形成の大切さを実感させられました。