どうして、海外の日本語学校を支援するのか。

今回のテーマに関係あると思うが、
私は海外で働き、日本語を教えていた。

現在、東南アジアは、中国や韓国の企業の進出が著しい。
タイやベトナムでは、日本の進出は一段落した感はあるが、
ラオスやカンボジアなどでは、
中国や韓国は一歩リード、
日本は一歩遅れを取っている。

中国や韓国は、後進国の道路や水道の整備をし、
医療や語学教師などの人的支援も行い、
うまくアピールをして、
その対価というわけではないが、
効果的に、企業を進出させている。

一方で、日本は、
毎年かなりの額をODAで東南アジアに援助しているが、
なかなか現地では知られていないし、
新たに進出しようという企業も少ない。

JICAの協力隊もかなりの数、派遣されているが、
今は、韓国のKOICA、タイのTAICAなどの派遣も増え、
KOICAの協力隊員の数は、JICAを上回り、
地方の医療巡回も行ったり、
かなりの田舎にも、韓国語の教師が派遣されている。

また、韓国への研修生システムも整い、
東南アジアの多くの研修生が韓国に仕事に行っている。

以前は、行きたい国ナンバーワンだった日本だが、
今は、完全に韓国にその座を奪われている。

とある国では、日本語を何年も勉強しても
日本に行くチャンスがなく、
最後には、日本への失望感を持つ生徒も多い。

外国で日本語を勉強している学生は、
純粋に日本を好きになってくれていており、
日本を世界に売り出してくれる営業マンである。

そんな純粋に日本を好きになってくれている
外国人生徒のために、
自分たちができることをしたい、と考えたのが
大きな理由だ。

我々の支援が、彼らの役に立ち、
その国の発展につながり、
更には、日本の発展にもつながる。

この関係を保てるように
我々は頑張りたい。