コンクリートも 鉄骨も ましてや大型重機なんてありえない!
今から約400年前の江戸時代。
狭山池は最大4200haもの田畑に水を配る
重要な役割を担っていました。
それ程大量の水を蓄えられたのは、
当時の水利技術の高さによるものに 他なりません。
その河川工法は、景観 ・ 環境面からも 現在
再評価され、活かされているというのですから 驚きです!
今年度の 『 池守 田中家文書 特別公開 』 では
近世狭山池の水利技術について、樋と除の改修をとりあげ
展示しています。
狭山池博物館 1階 特別展示室 7月8日(日)まで
興味をひかれたのは、数々の絵図。
今でいう設計図のようなものは パーツとその数までわかるほど
精緻でしかも 3D!!
また彩色豊な絵図はプレゼン用!いかに先方を乗り気?にするか。
そして仕様書のような図は、資材(木、石、土)の
用途、用法を細かく書きわけ、ひと目でわかるよう表しています。
先人たちの知恵と技術、そしてなにより
狭山池にかける その熱い思いに、感動です。
ぜひ見に来て下さい。
もろこ