UKの社会起業家を支えるインフラ 概要編

UKのコミュニティ・ファンドや財団など,社会起業家をサポートするポジションの人たちにヒアリング.(%ニコ男%)

2008年3月初旬,5年ぶりのUKです.

(%赤点%) ”New-type”のコミュニティ・ファンド,社会的企業,社会起業家と”Old-type”のチャリティ
 形式優先的な印象があったのですが,ブレア労働党政権下でのサードセクターのエンパワーと,継続した中間支援機能に対する投資で,フレキシブルかつスピーディな経営を実現した社会起業家が増えた印象です.
The Capital Community Foundationのスタッフは良い感じ(%笑う男%)

(%赤点%) 経験主義,個人主義の国
あらためて経験主義&個人主義の国なんだなと.
最低3年の「現場経験」は必須な感じです.
今回メインでヒアリングしたプログラムオフィサー(助成先を選別,サポートする人)やファンドレイザー(資金調達する人)には.
基本は「個人が経験して改善していく」(%ニコ男%)
それゆえか?(%ニヤ男%),研修や人材育成プログラムは初歩的なものが殆ど.

(%赤点%) 錯綜する中間支援機能
 54のコミュニティ・ファンド・ネットワーク,Capacity Builderの120の地域支援プログラム,人材教育・訓練系など,中間支援機能全般に大きな資金が流れている印象.
おそらくは日本の100倍近い感じ(%痛い男%).
結果,最前線の社会起業家・NPO・ボランティア団体は,いずれか適した支援機能を利用可能になるのでしょう.(%ニコ男%) 奥深い...

(%赤点%) プロジェクトのプロデューサー的人材が重宝されている?
 小さなNPOから数百億円規模の財団まで,プログラムオフィサーやファンドレイザーの人材マーケットが存在しているとのこと.多くの人はキャリアアップしていくとのことです.3年くらい経験を積んでより大きな・より責任の思い仕事へと.
単に資金分配を行なうだけのプログラムオフィサーや,資金調達力に優れたファンドレイザーではなく,対象プロジェクトの起業・運営支援もできる人材が求められているのかなと.
万国共通です(%笑う男%)

英国はオーガニックフード&フェアトレードが流行っているとのことで.(%ニコ男%)

カフェ,スーパー,フードコートなどいたるところで.
そのためか,レストランやパブの野菜もどことなく美味しい感じがします(%ニコ男%)

(%エンピツ%) 2008年5月25日(日) 
 NPO法人宝塚NPOセンター通常総会にて
 『英国中間支援組織&社会起業家の最新事情(仮)』
 報告会を開催予定です.