第182回 講演会 ”ギリシャついて”(古代ギリシャと現代のギリシャ)

平成22年8月18日
講師 庄田悦久_(会員)

1.アフリカからの人類の移動
2.古代ギリシャ文明(マケドニアを含む)
*クレタ島のミノア文明およびその史跡
*ミケネー文明およよびその史跡
*デルフイ・オリンピア・アテネの文明およびその史跡
3.ローマに敗戦してからのギリシャ
4.現在のギリシャ

(%消しゴム%)(%消しゴム%) 古代ギリシャ人の世界観 (%消しゴム%)(%消しゴム%)

古代ギリシャでは、世界は球体ではなく、平べったい円形をなし、その極限の涯を
大河オケアノスがぐるりと取り巻いていると考えられていた。さらにその地下には
死者の世界エレボスと大地の奥底タルロスの2層で構成された冥界があるとされた。
冥界を統治するのはハデス。

(%ノート%)(%ノート%) 2.古代ギリシャ (%ノート%)(%ノート%) パルテノン神殿

ギリシャ文明はクレタ島(バルカン半島の先にある島)から始まっている。これは、
紀元前(BC)X000年には地中海での交易が始まりクレタ島が中間地点として都合がよかったためと考えられる。
 従ってクレタ島にかなりの人が移り住み、エジプトやメソピタミアの文明を受け入れ、
ミノア王国なるものができクノッソス宮殿を建設する。
*一方ギリシャ本土でもクレタ島の繁栄の影響を受けて、ミケーネ文明が起こった。
BC8世紀のギリシャは地中海の主要部分を植民地化し、それらの地域でギリシャ語を使うようになった。このころが古代ギリシャの全盛期であった。
BC338年にはマケドニアのフイリッポⅡ世が覇権を握り、アレキサンダー大王に引き継がれる。アレキサンダー大王は地中海だけでは物足りず、中央アジアまで遠征し、これらの国を傘下に入れた。しかし大王は過度の遠征で早世し、その後のギリシャは群雄割拠の時代となる。

*ギリシャ神話
地中海諸国に影響を与えた神話は、ギリシャ北部にあるオリンポス山の天空に住む最高神ゼウスを中心としたものである。
*デルフィ・オリンピア
 デルフイやオリンピアは聖域都市国家であり、周囲の都市国家から寄進を受けて、神殿をはじめ野外劇場や競技場も作り繁栄した。オリンピアはオリンピックで有名である。 

3.ローマに敗戦してからのギリシャ
 BC330年以降のギリシャは、ローマ・ビザンチン・オスマンなどの帝国統治下のおかれ、1832年の動くとして独立するも列強3強(イギリス、ロシア。フランス)に支配されたりして、真の独立は第二次大戦の後である。

(%ノート%)(%ノート%) 4.現代のギリシャ (%ノート%)(%ノート%)

 現在のギリシャの人口は11百万人で、面積は日本の約1/3である。
財政破綻の理由は二つある。
*一番大きな理由は、EUに加盟したことである。Euはもともと欧州での戦争を無くすために発案されたものであるが、その必要性がなくなったので、経済が前面に出てきた。
加えてEUに入るための条件が厳しいので。かなり背伸びして(きつく言えばごまかして)その条件をクリヤーした。
従来から、ギリシャは西欧では生産性が低いので、ドイツやフランスの下請け的存在であった。従ってハンデを貰わないと同じ土俵でやっていけない国であったわけである。
*2000年以上も統治下なれしてきたので、自浄能力が無さそうである。ぎりしゃの最大の歳入は観光である。いくつかの史跡やは博物館を訪ねたが、どこに行っても多くの監視人(公務員)が見張っている。
公務員は日本と同じで組合が強く、報酬は法律(条例)で決まっているので、人員削減や報酬の削減は非常にやりにくい。
また、歳出についても人気取りのバラマキがやっている。加えて高所得者の脱税が蔓延しているようである。