「楚人冠のメッセージ−愛する手賀沼と共に」刊行のお知らせ

我孫子の景観を育てる会は、会設立10周年(平成23年6月)記念事業の一つとして、手賀沼が今日在ることを、杉村楚人冠達先人の活動軌跡から紐解いてみました。
百年前の美しい手賀沼と楚人冠のメッセージ、幾多の干拓の危機、小さいながら残った今の手賀沼、百年後の手賀沼に寄せる思い、そして楚人冠の景観観などを、3年かけて研究・学習し、この度A4判90ページにまとめて、「楚人冠のメッセージ−愛する手賀沼と共に」を刊行しました。

●概要
◇手賀沼の昔と今の図

◇序章 美しかった手賀沼
100年前の楚人冠の新聞記事などから、美しかった手賀沼を思い起こします。
90年前の雑誌に、我孫子尋常高等小学校の生徒さん達が、静かな我孫子の町と美しい手賀沼を書いた作文を残しています。

◇第一章 手賀沼はなぜ残ったか
大正末期から昭和初期にかけての、手賀沼保勝会、我孫子風致会の活動とは。
現在の手賀沼浄化市民運動についても紹介しています。

◇第二章 手賀沼をこよなく愛した楚人冠
楚人冠の「生い立ちと人となり」に触れて、楚人冠の「景観観」を著書「白馬城」、「湖畔吟」、「新選文」から読み取りました。
楚人冠の活動に共鳴した人々についても記しました。

◇第三章 未来の手賀沼
手賀沼に縁のある38人の方々から「百年後の手賀沼に寄せる思い」をいただきました。
我孫子尋常高等小学校の現在の学区域である、第一小学校、第四小学校、高野山小学校1年生〜6年生18人の生徒さんからも「百年後の手賀沼」について夢のある作文をいただきました。
90年前の子供たちが、遊び学んだ手賀沼の美しさを書き、そして今の子供たちが100年後の手賀沼を思う。この200年近い時間軸の中で、私たちが学ぶべきものは何だろうか。

◇コーヒーブレーク
・楚人冠が活躍した大正
・うなぎ
・地元への配慮
・陳情書中の文書が(県の)観光案内に
・今、あやめは
・朝日新聞の「声」欄
・週休二日制
・電話が開通
・牧場の朝

◇巻末資料
関連の資料、新聞記事など。

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発行部数は500部で非売品です。千葉県立図書館(予定)、我孫子市民図書館、柏市立図書館などで閲覧・貸出が可能です。
本冊子は、プロジェクトメンバーが簡易印刷機にて手ずから印刷したもので、お見苦しい箇所がある事をお断り申し上げます。

【問合せ先】 090−6034−9149 我孫子の景観を育てる会