足立区永泉湯と舎人公園

永泉湯は竹ノ塚駅、西新井駅どちらからも同じくらいの距離で、尾竹橋通り、栗原北小北バス停の南の信号交差点を西に入ります。伊興、栗原、西新井の三つの町の境目に永泉湯があります。
二重の千鳥破風、青い瓦のきれいな和風建築、脱衣場は格天井、坪庭はきれいに手入れされて様々な花が咲いています。浴室も伝統的な造りですが、ペンキ絵はなく、縦長の立体的なタイルで壁面に模様、男女境に洋風の湖のモザイクタイル絵です。
永泉湯 足立区西新井3-10-2 16:00〜23:00 火曜お休み 東武竹ノ塚駅から10分

永泉湯の西の方にある舎人公園は、63ヘクタールもある大きな公園です。作り始めたのはずいぶん古く、東京の周りにグリーンベルトを作ろうという東京緑地計画から始まって、防災を目的とした防空緑地として、戦前に着手したものの頓挫。戦後再買収して、ようやく昭和56年から順次開園しています。同様のグリーンベルト構想による緑地は、東京では砧公園などにあり、大阪では鶴見緑地、服部緑地、伊丹の昆陽池付近などもそうです。i今はどこも災害時の防災拠点として期待されています。
舎人(とねり)とは皇族、貴族に仕えた人ということだそうです。でも足立区の舎人の由来は定かではないようです。なかなか行きにくいところでしたが、日暮里から新交通でいけるようになりました。その新交通の車庫は舎人公園の地下に設けられています。