見どころ多い東武浅草駅、浅草に一番近い蛇骨湯

浅草にあるモダン建物の有名どころはメトロの浅草駅、神谷バーなどです。すっぽり外装に覆われていてわかりにくいですが、松屋の入る浅草駅(浅草駅が入る松屋というべきでしょうか)もけっこう古いものです。駅の北口から出て通りを渡ると、この面だけ、昔のままの駅を偲ぶことができる外観です。
この建物の中にある東武浅草駅、ホームの先の方はカーブが急すぎて、電車とホームの間が広く開いてしまいます。電車が着くたびに、駅員さんとサービス係の人が、ホームとの間に板を渡さなければなりません。到着する快速電車を総出でお出迎えです。

蛇骨湯は、浅草駅から仲見世を横切ってROXのすぐ南側、つくばエクスプレスの浅草駅や、メトロなら田原町駅の方に近い場所にあります。鍵形の路地の奥、きれいに改装された建物です。でもHPによると江戸時代から続く銭湯ということでびっくり。蛇骨とは江戸時代あたりに多かった蛇骨長屋から取ったそうです。長屋の列が並ぶ中にあった湯屋が想像されます。休憩コーナーには大正時代のモダンな蛇骨湯の写真が飾られています。
ここは温泉の銭湯で、カランの湯も温泉で黒いお湯が出ます。浴室に入って左手は瓦風の屋根つき露天風呂で、岩山の庭園風、こちらはぬるめです。本体の方の浴槽はちょうどいいくらいの湯加減です。浴槽の背景にはタイルの大きな富士山が男湯、女湯にまたがっています。場所柄若い人、旅行者風の人が多く、とても賑わっていました。
蛇骨湯 台東区浅草1−11−11 13:00〜24:00 火曜お休み メトロ銀座線田原町5分