NVNAD2025第2回プロジェクトのシンポジウムを開催しました。

11/11(土)に西宮市民会館にて「あれから30年 NVNAD2025プロジェクト 〜みんなが助かる社会をめざして〜」を開催しました。
今回のシンポジウムでは「災害食とSDGs」をテーマに講演と災害食の試食を行いました。

第1部では当団体理事の奥田和子が講師となり災害食についての問題や今後の展望について講演しました。いざ災害が起こり、避難所に避難して災害食を食べる時などに、冷たかったり、栄養がない災害食しかない事が数多くあり、実際に被災地では、つめたくて美味しくない災害食を食べて、食欲がなくなり病気になることがあり、問題として認識され始めています。また、普段から食べているような食べ物を災害食として備蓄する事の大切さ、また災害食の備蓄の廃棄も問題視しており、真に必要とされる災害食とは何かをご説明しました。

第2部では有限会社山本商事の代表取締役 山本潤一様に登壇いただき、いつでも温かい食事が食べれるように開発された「あったかフードボックス」を紹介いただき、災害時の温かい食事の重要性についてご説明頂きました。また実際に「あったかフードボックス」を使用し参加者の皆さまとカレーライスの試食会を行いました。「あったかフードボックス」があればガスも電気もいらず少量の水があれば温かい食事をとることが出来ます。当日の司会は当団体の副理事長である渥美公秀が務め、40人を超える参加者の方がお見えになり、とても盛況のうちにプログラムが終了しました。今後も皆さまのお役にたつ活動を続けていきたいと思います。
最後に講師としてご登壇いただきました、山本潤一様(有限会社山本商事・代表取締役)、、協賛いただいた一般社団法人 日本損害保険協会様、後援・協力いただいた企業・団体様、当日ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

来年の1/20(土)には、講師に渥美公秀(大阪大学大学院, 人間科学研究科, 教授)を迎え「被災地のリレー〜恩送りの出来る社会へ〜」をテーマにシンポジウムを予定しています。以下にシンポジウムの申し込みページのURLを貼り付けていますので、この機会に是非ご参加ください。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

NVNADシンポジウム特設ページ
http://www.nvnad.or.jp/pg5015329.html