西日本豪雨災害 活動報告(第23報)

9月6日(木)〜7日(金)の日程で、大阪大学稲場研究室や岩手県野田村のメンバーと一緒に倉敷市真備町に行ってきました。6日(木)朝7時50分に先発隊は大阪豊中を出発。途中倉敷のスーパーで食材と子どものお菓子を購入し、11時に真備町に到着しました。まず避難所になっているまきび荘を訪問しました。まきび荘には約40名の避難者が生活されています。被災された方に当時のことや避難生活の様子などをお聞きする一方で、大阪大学の学生さんを中心に購入してきた食材を使って昼食と夕食用のおかずづくりのお手伝いなどもさせていただきました。14時前に学生さんだけを残し、柳井原仮設団地へ向かいました。柳井原仮設団地では、金光教大阪災害救援隊やSeRV、北海道室蘭のメンバーなどの関係者と合流し、仮設団地内を見学させていただきました。ここの仮設団地はトレーナーハウスを活用した初めてのケースで、各方面から注目されています。16時過ぎにまたまきび荘に戻り、学生さんと合流して倉敷市内の宿舎へ向かいました。まきび荘ではボランティアが不足しており、中長期的な支援が必要ではないかと思いました。夜に理事長渥美や野田村メンバーと合流し、打ち合わせを行いました。

翌7日(金)は、倉敷市災害ボランティアセンターを通じて活動するチームと、先日お手伝いしたお宅で清掃をするチームと、仮設団地を訪問するチームに分かれて活動を行いました。ボランティアセンターを通じて活動したチームは、浸水したお宅内で土壁を土のう袋に詰めていく作業が中心でした。清掃のチームはお宅の柱などに残っている砂をブラシでこすり取ったり、ご近所のお宅で食器などを水洗いさせていただきました。仮設団地の訪問チームは、真備町内に5か所あるすべての仮設団地を回り、今後交流行事や炊き出しなどを行う場合を想定して集会所(談話室)の確認を中心に行っていきました。プレハブタイプもあれば、地元の木材を使ったタイプもありました。2度の台風の影響で工事が中断したこともあり、まだ工事中のところがほとんどだったので、柳井原以外は敷地内には入ることが出来ず、入口に立っている配置地図の看板を見たり、外から確認することしかできませんでしたが、おおよその雰囲気はつかむことが出来ました。まずはすでに入居が始まった柳井原仮設団地での活動を中心に、その他の仮設の入居時期(10月以降になるところも)などを確認しながら、具体的な活動について、地元の自治体・団体や外部の応援団体などとも連携しながら、一緒に検討していければと思っています。