おひとりさまモバイル旅館@感覚ミュージアム

宮城県大崎市岩出山にある「感覚ミュージアム」で行われた「Kankaku Art Flea Market vol.3」に「おひとりさまモバイル旅館づくりワークショップ」で参加しました(画像はこちら。動画はこちら)。
これまで各地でつくってきたプラダンモジュールに、この日も新たに30個ほど来場者につくってもらったものをあわせ、ちょうど1畳ほどの「旅館」をつくりました。
ちょうど1年ほどこのプラダンの箱をつくってもらい、いろいろなものにするのをやってきたのですが、つくることがメインで、そろそろつくったものを使うという段階へシフトしていきたいなと思っており、先週は船橋で「コミュニティアート城」なる城をつくり、中で20ほどでランチを食べたので、今回もつくるのは最小限にとどめ、「旅館」をどう運営するかというワークショップにしたいなと思ってのぞみました。

「若女将やらない?」というと、小学4〜5年生の女の子3人が乗ってきてくれて、30分ほど来場者に「いらっしゃいませ。感覚おんせんでございます」「当旅館は感覚に効くおんせんです」「そろそろ1分たつのでおあがりください(中に入るのはひとり1分に)」「またどうぞよろしくおねがいします」などあれこれ気配りのきいたもてなしを展開してくれ、これが非常におもしろかったです。
が、この子たちが去るとこれに続く逸材が現れず、来るのは親子連れで、中に入って子どもが「まだ遊びたい」と言うのに「もう帰るよ」とか、中には「じゃあ今日はもう温泉入らないで帰るからね!」とかいう親御さんばかりで、ただえんえんつくる方がこういう会場は向いているのかなぁと思いました。
深めていくワークショップと、どちらにも対応できるようにしつつ、使い分けていかないといけないなと思ったしだいです。
でも何で親ってあんなに子どもが楽しめることをいっしょに楽しめないんでしょう。

門脇篤