乳幼児揺さぶられ症候群の予防と赤ちゃんの“泣き”への対処法の動画『赤ちゃんが泣きやまない』/厚生労働

乳幼児揺さぶられ症候群は、赤ちゃんなどまだ首の力が弱い子どもが、激しく揺さぶられることで脳のまわりの血管や神経が引きちぎられ、脳や体に重い障害を負ったり、死亡することもある症状です。泣き止まない子どもを無理に泣き止ませようとして揺さぶることが多いと指摘されています。
この動画は、児童虐待のひとつである乳幼児揺さぶられ症候群(Shaken Baby Syndrome)SBSを予防するため、赤ちゃんの泣きへの対処の仕方、SBSの発生メカニズムやその影響などを約11分で、分かりやすく解説したものです。

全国の児童相談所、市町村などに対しては、平成24年度末からこの動画のDVDを配布して、赤ちゃんの保護者が集まる場などで活用してもらっています。

今回のホームページ掲載により、赤ちゃんの保護者はもちろん、赤ちゃんに関わる周りの方にも、赤ちゃんの泣きの特徴やSBSの危険性を知ってもらいたいと考えています。

DVD動画『赤ちゃんが泣きやまない』(約11分)の主な内容
主に以下の点を伝える内容となっています。
○ 「赤ちゃんは泣くのが仕事」
・ 泣きの特徴、泣きにはピークがあること
・ 赤ちゃんは泣いてあたり前であり、泣いても誰が悪いわけでもない
○ 無理に泣きやませようと、激しく前後に揺さぶった場合の影響
・ SBSの発生メカニズム(CG、ダミー人形を使って解説)
・ 激しい揺さぶりによる乳幼児への影響
○ 赤ちゃんの泣きへの対処法
・ 赤ちゃんがほしがっているものを確かめ、いろいろな方法を試してみる(具体例を紹介)
・ それでも泣きやまないときは、赤ちゃんを安全な場所に寝かせて、その場を離れて自分がリラックスしてもいい
・ 決して激しく揺さぶらない

◆赤ちゃんが泣きやまない
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000030718.html

◆「赤ちゃんが泣きやまない」ガイドブック
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/0000030731.pdf

◆「赤ちゃんが泣きやまない」Q&A(PDF:976KB)
http://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/0000030805.pdf