3/7シンポジウム〜「新しいコミュニティのあり方」〜(報告)

(%赤点%)(%赤点%)<市民活動フェアinあびこ>3/7日午後からは、けやきプラザ会場で行われた、名和田是彦氏(法政大学)の基調講演のシンポジウム「新しいコミュニティのあり方」に参加した。

<お話の要旨>
●新しいコミュニティ政策とは
※コミュニティ・・・地域コミュニティには、町内会・自治会・地区社協・課題別市民活動団体などが含まれる。
①地域の切実な生活課題や地域福祉活動に取り組むコミュニティ組織・協働の仕組み。
②「あびこ市民活動ステーション」のような集会施設。
我孫子市の近隣センターは新しい地域課題への対応のための地域拠点になっているのか?。

●今、自治会の加入率は平成13年以降急低下している⇒自治会の弱体化。
総世帯数は増えても加入世帯は増加しない。
加入率は45%以下、我孫子市は60%後半

●協働の仕組みづくり
行政サービスの縮小、生活困難者の増大などで地域において「協働」(住民による公共サービスの組織と提供)が課題になっている。
我孫子市のまちづくり協議会は「協働」の組織になっているのか?

●地域をどう揺り動かすか・・・横浜市の瀬谷区の事例を挙げて話された。

●地域福祉計画の効用は
※我孫子市地域福祉計画には、5つのリーディングプランを掲げている。
①6つのエリアによる地域福祉コミュニティの構築〜市内を6つのエリアに分け、社協や地区社協と連携しながらきめ細かい地域福祉活動とコミュニティづくり、と書かれている。
②③④⑤省略

●公共の場の再建と交流拠点作り
顔の見えない関係から、顔の見える関係をつくる⇒交流拠点をつくる試みが始まっている⇒担い手をつくる。

●協働の取り組み
①地域が必要としている公共サービスを行政と協力して担っていく取り組み。
②行政が担いきれなくなったことを民間に、市民が自分で取り組むことで地域課題を認識し解決していく。
③協働の取り組みを通して様々な地域課題やサービスを提供について地域自身が動いていく、
④ノーマライゼーションの取り組みの場ともなるように福祉理念の一環として取り組む。
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※我孫子市では福島前市長のときから、市の全事業を対象に「提案型公共サービス民営化制度」を実施し市民側からの提案を公募している。
また、市民が地域福祉を支える主体として活躍し、地域づくりの大きな原動力となっていると評価している。

我孫子市第3次保健福祉総合計画(地域福祉計画)
http://www.city.abiko.chiba.jp/index.cfm/9,230,108,html#ap1