この付近の桜の開花は、東京千代田区の九段坂にある標準木(ソメイヨシノ)の開花を観測し、2月の中旬ごろからの1日の平均気温をポイント化し、それぞれの気温に応じてあらかじめ定められた数に換算し、その和が20となった日を開花とするとのことです。
桜前線でいう、「開花」という用語は、数輪の花が咲いた状態、「満開」とは、その木全体の80%以上が咲いた状態を指すのだそうです。
何はともあれ、今年の桜は例年になく見事に咲き誇っているかのように見えます。地球温暖化問題を語るたびに、また、温暖化が顕著である話しとして、近年の桜の開花が速まり、ナガサキアゲハが関東でも見られるなど、桜や蝶が温暖化の引き合いに出ます。それよりも増して、海面上昇、氷河の融解、健康被害、農作物の被害、砂漠化等などそう遠くない将来、多くの被害が予測されています。私たちの生活を脅かすほどの危機が迫っていると、科学者(IPCC)たちのグループが発表しています。