17日の白楽荘でのイキイキコンサート
演奏曲目はこんな感じでした。
オープニング:この広い野原いっぱい
海にちなんだ曲:浜辺の歌、知床旅情、瀬戸の花嫁
懐かしい昭和の歌:憧れのハワイ航路、高原列車、影を慕いて、忘れな草をあなたに、マイウエイ
童心にかえって:赤とんぼ、七つの子、夕焼けこやけ
ふれあいコーナー:あんたがたどこさ
オリジナル曲:「忘れないよ」
クロージング:涙そうそう、川の流れのように
アンコール:上を向いて歩こう
♪
こ〜んなかんじで、笑いあり、涙ありの1時間でした。
今回のコンサートの実現には一人の女性の行動力と熱意の力がありました。
その女性Oさんのお母さんは80代の方で、白楽荘に入居されています。
Oさんは今年1月に多摩南部地域病院に入院されて、たまたま患者さんとして☆アルビレオ☆のロビーコンサートに来てくださっていました。
☆アルビレオ☆のコンサートがおわるやいなや、車いすのOさんが、私のところに声をかけにきてくださいました。
「☆アルビレオ☆さん、白楽荘にもきていただけませんか?母が入居しているんです。
歌がすきなので、ぜひ白楽荘でもコンサートをしてください」
そうおっしゃって、どうすれば☆アルビレオ☆に連絡できるか、どうすれば来て貰えるのかを熱心に確認され、それから数カ月して、退院されたOさんは☆アルビレオ☆のコンサートに来てくださって、具体的に白楽荘でのコンサートの実現のために、ご家族の一人として動きだされたのでした。Oさんは夢を夢のままに終わらせず、実行するかたなのだと、Oさんの熱意溢れる「やりかた」にあらためて敬服しています。
Oさんの熱意が、100人を越える人々の笑顔を引き出したとも言える17日のイキイキコンサート。
行動は世の中を変えるのだという事実に、とても心打たれて、☆アルビレオ☆も気合いがさらに入り、精いっぱい演奏しました。
お客様の中には、認知症の方が何人もいらっしゃいましたが、懐かしい歌が流れると自然に口ずさんで、手拍子も始まります。お顔もイキイキとして、背筋も伸びて、空気が変わるのを感じます。
ある男性は、コンサートの最初から最後までずっと涙を流しつづけながら、一生懸命ステージを向いていました。☆アルビレオ☆もその姿に感動して、頑張りました。
最後に会場入り口でお客様をお見送りするときには、「また来てね!!」「また聴きたい!!」と握手を求めてくださった方も多く、改めてOさんの真心がこんなに沢山の人を幸せにしてださったことに、心から感謝の念を深くしたのでした。
今回は比較的元気な方がホールに集まったので、次回はぜひ、ベッドから離れられない、認知症の重い方々のフロアにお邪魔させていただきたいと思っています。クリスマスにでも伺えたらなどと考えています。
そのためにまたOさんは、施設の担当者の方との相談を早速始めたいとのことでした。
☆アルビレオ☆のベッドサイドコンサートを楽しみにしてくださっている皆さんのお近くに、ぜひ今年中に伺いたいと願っています。
Oさん、そして白楽荘職員のAさん、この度はほんとうにお世話になりました。
沢山のご配慮を、ありがとうございました。
また次回お会いできることを楽しみにしています!!
☆(*^_^*)☆