震災後日本の新しいパラダイムを求めて〜オランダ・モデルから学ぶ市民社会の形成〜公開講演会のご案内

 立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科が主催する講演会です。 

【テーマ】震災後日本の新しいパラダイムを求めて〜オランダ・モデルから学ぶ市民社会の形成〜
【日 時】2012年6月15日(金)18:30〜20:30
【会 場】池袋キャンパス11号館3階A301教室
 交通アクセス http://www.rikkyo.ac.jp/access/pmap/ikebukuro.html キャンパスマップ http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campusmap/
【内 容】
 昨年の東日本大震災への対応は、政府のガバナンスのあり方が有効に機能しなかったこと、そしてそれより大きな課題として、地震多発地帯の日本に大多数の“国民”が知らない間に54基もの原発が稼働していたこと、すなわち国の政策に参加する“市民”が欠如していたことを露呈した。
 一方、阪神大震災時と同様に、全国から市民や市民組織が集まり、ボランティア活動を展開し、行政と協力するなど、新しい市民社会の流れが生まれている。
講演は、市民の力で原発の建設を阻止し、社会福祉、ワークシェアリング、インクルージョン(共生)の先進国として世界にひとつの『モデル』を提供してきたオランダの学校教育、そして市民社会の形成の経験に焦点を当て、参加者と共に考察、日本社会のビジョンを展望する。

【講 師】リヒテルズ 直子 氏(オランダ教育・社会研究家)
[講師プロフィール]
 講師は九州大学大学院修了。専攻は比較教育・社会学。1983〜96年、政府の開発援助に携わるオランダ人の夫と共に、ケニア、コスタリカ、ボリビアに在住。96年以来、オランダに暮らし現在に至る。この間、市民社会形成の観点から、オランダの学校教育や社会制度を研究。著書に、「オランダの共生教育」(平凡社)、「オランダの個別教育はなぜ成功したのか」(平凡社)、近著に東日本大震災後の日本の復興ビジョンを提示する「祖国よ、安心と幸せの国となれ」(ほんの木)、共著に「いま「開国」の時、ニッポンの教育」(ほんの木)など。

【ファシリテーター】伊藤 道雄(21世紀社会デザイン研究科教授)
【参加費】無料
【問合先】21世紀社会デザイン研究科委員長室
 TEL : 03-3985-2181
 mail :21c-sd-kenkyuka@rikkyo.ac.jp
【主 催】立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科