オリンピック聖火リレー今昔物語

(%くもり%)

曇りである。

朝、テレビをつけると、世界各地で騒ぎを起こしている聖火リレーが、日本・長野を走っていると報道している。
長野は雨も降っているようだ。数日前に、辞退した善光寺(善い光の寺?)のスタート地点は、NHKの画面のようになったらしい。

北京オリンピックの顔の一人福原さんは、小学生前から「愛ちゃん」の愛称で人気がある。中国への卓球留学で、両国でアイドルになっているのかもしれない。

と、思って見ていた瞬間、中国政府に抗議する男性(?、中国人、チベット人?)が画面に飛び込んでくる。大事には至っていないが、既にけが人が数人出ている模様。
欽ちゃんは、「楽しくやろうよ」などとインタビューに答えている。「その通り!」の声。

世田谷の映像保存再生の会(SEPARA)では、一昨年「第4回上映会 東京オリンピックと古郷せたがや」を行った。

上映された「東京オリンピック大作戦」からの1カットでは、のどかな風景を映し出していた。私自身、小学低学年の時に、この聖火リレーを田舎北陸の沿道で、日の丸の旗を振って声援したものである。4kmもある国道までの道を、歩いて行ったのではなかったか。

当時アマチュアが撮った映像「東京オリンピック開会式」では、右画像のような皇居前を走る聖火隊が映されている。白バイの姿に時代を感じるが、このような白煙がたなびいていたことも思い出される。

また、当時沿道に集まった人々は、希望・期待に満ちて笑顔で声援を送っていたように思う。44年前の東京。開催国中国・北京で聖火リレーが走る時には、その時のように晴れ晴れとした空間で行われることを期待したい。

オリンピックが政治的に利用されるのは、仕方のないこと?