南丹市八木町にある古民家を訪ねました。この古民家の所有者は古材文化の会の会員の浅田さんです。京都市内に暮らしながら、休みの日などに庭の手入れなどに通われています。この日は、南丹市で地域振興にかかわる浅田さんに、日吉、神吉、殿田などの地域を案内していただきました。神吉では、旧役場の木造の建物(写真)が現役で活用されており、「使う」ことが建物にとっては長寿の秘訣だということを改めて実感しました。

殿田では、地域の方が夏祭りの準備をされているところにお邪魔して、夕食用に地元の野菜を買いました。古民家に戻ると浅田さんがお仏壇の前で「ご詠歌」を唱えます。節をつけた宗教的な内容のもので、四十九日などで詠唱するそうですが、この地域ではお盆に唱えるそうです。ご詠歌を聞きながら、夕食の準備をします。生まれて初めて七輪使いました。

浅田さんご家族と一緒に食事をした後は、八木の花火鑑賞へ…。会場付近まで移動し、見た花火は感動でした。半日とはいえ、大人の夏休みを十分に楽しませていただきました。(吉)

伝統建築保存・活用マネージャー会(KOMO)では、古民家活用の一環で畑をお借りして、作業をしています。KOMOメンバーや会員さんでご興味がある方は、お気軽に事務局にお声かけください。