上級講座第5回目「近代和風建築」

11月4日は日向進先生を講師に「近代和風建築」を学習しました。午前中は山口県、福井県、京都府の近代和風建築調査報告書に掲載された建物をプロジェクターで紹介いただきながら近代和風建築の多様な建物を学びました。
午後は、南禅寺(山号:瑞龍山)に対面して建つ對龍山荘の建物と庭を拝見しました。對龍山荘(非公開)は京都市左京区南禅寺に近い場所に立つ数寄屋建築です。薩摩出身の実業家・伊集院兼常の別荘として開発され、のちに市田弥一郎氏所有となり1902年(明治35年)に建物が建築されました。棟梁は島田藤吉。その際に、七代目小川治兵衛(通称植治)による庭園の改修も行われたと言われ、現在は国の名勝に指定されています。良いものを見せてもらったと受講者一同感激しました。 (白)