ハーメルンのふえふきおとこ

子育て、というと「読み聞かせ」というイメージをもつ方は多いかもしれません。私(事務局ババナオコ)も、なんとなく、夜子どもと寝るときは、絵本を一緒に読んで・・・というイメージをおなかが大きいときに持っていたような気もします。

で、実際はというと、なぜか、私と寝るときはあまりそういうことにはならず(ぺちゃくちゃおしゃべりしたり、ママの取り合いになったりで落ち着かない)、パパと寝るときは、しま×ろうの本とか、棚にある絵本を数冊読み聞かせて寝つく・・という感じでした。男性の声は低くて、眠くなる???

やっとこさ、年長くらいのころから、「ママ、読んでー」と今日は1号、次の日は2号が選んだ本を読んで寝る、という、あこがれの(笑)風景がみられるようになりました。

絵本は買わないのですが、おじいちゃん・おばあちゃんが図書館のリサイクル本をもってきてくれたり、お正月にプレゼントで買ってくださったりしたのがちょろちょろ。

先日せがまれて、どんな話だったかも思い出さずに読みはじめた本『ハーメルンのふえふきおとこ』(フレーベル館)。みなさん、どんなお話しかご存知ですか? ネズミが大量に発生して、対応に困った町の人たちのところに、突然あらわれた笛吹男。ネズミを誘い出し、町から離れた川へ退治し、町の人は喜んだ。

そこまでは、私もなんとなく覚えていたのですが、町の人が「たっぷりお礼を払うから」といってた約束を守らなかったこと、それからしばらくしてまた現れた笛吹男は、今度は町中の子どもたちを集めて山へ行ったっきり、戻ってこなかった。(子どもは町からいなくなったまま)

・・・読み終わったあと、思わずコトバを失ってしまった事務局ババナオコ。ふたごになんて声をかければいいのやら。昔話って、「だから、嘘をついてはいけないよ」とか、「
いいことをしたら、必ず誰か見ていてくれるんだよ」とか教訓があるのだと思ってたのですが、これはちょっと怖すぎる・・・。しいていえば、「約束は守らないと、怖いことになるよ」ということでしょうか???