札幌会場《参加作家情報》※その1

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札幌会場《参加作家情報》※50音順
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池田緑 IKEDA Midori
美術家

□作品名
『36 months in NYC (Silent Breath-Speak)』2005年制作 TRT:5.08
『36 months in NYC (Silent Breath-Hand Movement)』2005制作 TRT:3.55
『Silent Breath New York with Masks』2001年制作 TRT:7.22
構成:2008年

□作品について
私はこの10年、<時間の流れを客観的に見る>というコンセプトの
もとに作品を発表してきました。
また医療用マスクを用いた作品作りを通し、環境問題について考えを
めぐらせる『マスク・プロジェクト』を内外に広く展開しています。
『このビデオ作品』は、これらの活動が融合したものです。

同時多発テロ直後のニューヨーク市民の外貌、内面の感情や思考…。
3年後の同一人物に見るそれらの変化…。
そうした変容を画面上で具体的に比較して見ることにより、
あなたもあなた自身にやはり<3年という時間の流れ>があり、
<内外両面の変化>があったことに気づくことでしょう。

 <歳月がもたらした変容>を直視することで、世界の、日本の、
あるいは身の回りの環境の変化にも思いがおよぷことでしょう。
ひいては、医療用マスクを媒体に人間が人間の呼吸を奪い支配する
行為をも含む人間の行為、地球上の全生物に早晩肪れるだろう生命の
危機についても、考えがいたることでしょう。

[略歴]
2001年北海道文化財団海外派遣芸術家としてNY滞在
2004年文化庁特別派遣芸術家在外研修員としてNY滞在
<個展>
1993年 弘文堂画廊(帯広)
 札幌時計台ギャラリー(札幌)
 勝毎サロン(帯広)
1994年 新得町公民館ロビー(新得町)
1995年 六花亭ギャラリー(帯広)
札幌時計台ギャラリー(札幌)
1996年 御影公民館(清水町)
 六花亭ギャラリー(帯広)
1997年 札幌時計台ギャラリー(札幌)
1998年 ギャラリーミヤシタ(札幌)
 六花亭ギャラリー(帯広)
1999年 センターポイント(東京〉
2000年 六花亭ギャラリー(帯広〉
 TEMPORARY SPACE (札幌)
2001年 小野画廊・京橋(東京)
 六花亭ギャラリー(帯広)
2002年 北海道立帯広美術館「池田緑展」(帯広)
 弘文堂画廊(帯広)
2005年 TEMPORARY SPACE (札幌)
 弘文堂画廊(帯広)
2007年 NCアートギャラリー(帯広)
<主なコンクールなど>
1985年 独立展〜’96年(東京)
1996年 第3回さっぽろ国際現代版画ビエンナーレ展
 第25目現代日本美術展/27回/28回/29回(東京,京都)
(※28回北海道立帯広美術館賞)
 第1回北の大地展ビエンナーレ(帯広) (※優秀賞)
1997年 帯広の森アートキャンプ97(帯広)
 ’97C・A・F〜’00まで毎年(埼玉)
1998年 第18回天理ビエンナーレ/19回/29回(天理)
 アジアブリントアドベンチャー1998/2003(札幌)
1999年 サホロ湖環境アートの森〜’06(新得町)
2000年 美術はなにを記録してきたか(北海道立帯広美術館)
2001年 帯広美術館コレクション選集(北海道立帯広美術館)
2002年 現代<版>展(札幌芸術の森美術館)
 とかち国際現代アート展デメーテル連動企画(帯広)
2003年 温度差7°C(青梅)
2004年 風景の心電図(青梅)
2005年 時の情景-美術の中の時間(北海道立旭川美術館)
 East Wind in the Strol1 Garden (NYハモンド美術館)
2006年 越後妻有アートトリエンナーレ2006 (新潟県・十日町)
2007年 あおもり国際版画トリエンナーレ2007(国際芸術センター青森)