子どもへの性虐待・性暴力を防止するために 刑法のどこを変えたらよいのか

今年の3月に名古屋地裁は、中学2年の時から父親から性的虐待を受け、19歳でやっと訴えることができた女性に、「暴力を恐れ拒めなかったとは認められない」と無罪判決を出した。また、静岡地裁は、12歳だった長女への父親の性虐待に対して「家族が誰も気が付かなかったのは、あまりにも不自然、不合理」として無罪判決を出した。
このような無罪判決が出るのはなぜなのか?性暴力、性的被害を受けた子どもは、法でどのように守られるのだろうか。周囲の大人は、子どもたちのSOSに気づいたら、どう支援をしたらいいのだろうか。2017年に性犯罪に関する刑法は110年ぶりに変わったが、このままで子どもたちへの虐待・暴力は防止できるのか。一緒に考えてみましょう。

日 時 2019年10月27日(日)午後2時〜4時
 (受付:午後1時半から) 
場 所 日本教育会館 2階 会議室(地下鉄神保町A1出口から3分)

参加費 賛助会員 無料 一般 1000円 学生 500円申し込みは不要です。直接会場にお越しください。

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講 師 戒能民江さん(お茶の水女子大学 名誉教授 法学者)
女性に対する暴力の防止のために、精力的に活動する。NGO活動をはじめ、国の政策検討にも参加し、女性政策の提言を行う。また、研究者や弁護士、ソーシャル・ワーカーたちと協力しながら、暴力防止など、女性の人権保障のための立法化へ結実させるべく、活動している。