市民と行政との協働による子育てガイドブック作り(埼玉県朝霞市)

今日、朝霞市から「あさか子育てガイドブック2006」という冊子を送っていただいた。写真のようにカラフルな表紙の冊子で、「めばえたね 小さな命 妊娠がわかったら」「生まれてきてくれて ありがとう 赤ちゃんが生まれたら」「仲間っていいね 親と子どもの生活」「お役立ちINDEX」「おまけのページ」と章ごとに色分けされており、調べたい情報が見つけやすくなっている。また、情報だけでなく「小児科の先生の知恵袋」「ママ・パパ体験談」「essay」などもあり、子育てをしている当事者が企画・編集した良さが随所に表れている内容となっている。

行政は、「作成方針として、子育てに関する負担感や不安感を軽減し、子育て家庭を応援する基礎的資料として、市内在住の子育て家庭、出産予定者、子どものいる転入家庭に対して情報提供するものとして発行することを目的としている。さらに、子育てに関する情報を一元化した冊子を発行してほしいという市民の要望に応えるべく、行政情報だけでなく広く民間や市民の意見を反映し、市民と協働でガイドブックの作成に当たった。保健、医療、福祉、教育といった基本的情報をベースに様々な現場からの声、専門家からのコラム、イラストや漫画を取り入れることにより、優しさと温かさのあるガイドブックになるであろう。」と述べている。

また、編集に携わった「ASAKA いくじネットワーク」の田所さんは、「市内で子育て中の母親たち10 名程度で、団体としてではなく個人で関わってもらった。妊娠中から就学前までの情報を載せる。妊娠、出産から始まるので、産院の情報も載せる。市外の産院にもアンケートをとり情報をもらった。出産にまつわるエピソードも乗せる。出産後については子どもを預かってくれる制度などを載せる。幼稚園や家庭保育室の特徴も載せる。転入者も多いことから、本体とは別立てで持ち歩けるよう、地図を挟み込む。また、朝霞の特徴として外国籍の人が多いので、外国籍の人が相談できるところも掲載する。」と述べている。